夫と浮気相手とのLINEを確認する方法とLINEを見た時に妻が取るべき行動

夫のスマホに浮気相手とのLINEのポップアップが出ていたのを見てしまった。

夫の様子がおかしいので絶対に浮気しているはずだが浮気相手とのLINEが見つからない

 

皆さんの中には、このように夫と浮気相手のLINEを見てしまいショックを受けている方や、浮気相手とのLINEが気になってモヤモヤしている方がいらっしゃると思います。

 

夫の浮気を信じたくない一方で、もしも本当に浮気しているとしたらそれをはっきりさせたりし、問い詰めてやりたいと思いますよね。浮気相手に対してはしっかりと慰謝料を支払ってほしいと思っている奥様も多いでしょう。

 

そこで今回は、浮気相手とのLINEを調べる方法や浮気相手とのLINEを見つけた時に取るべき行動、とってはいけない行動、そして夫のスマホをのぞき見するにあたって知っておくべき注意点をまとめていきます。

 

Contents

夫は浮気相手とのLINEを削除している?どうやって調べればいい?

夫の様子がおかしく、「絶対に浮気しているに違いない!!!」と思って夫に内緒でこっそりスマホをのぞいてみたものの、浮気相手らしき人物とのLINEが見つけられなかったという経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

 

浮気相手なんてそもそも存在せず、浮気していないというケースも稀にありますが、夫の様子がおかしいという妻の勘はだいたい当たっています。

 

つまり、浮気相手とのLINEを発見できなかったということは、浮気相手とのLINEを意図的に削除している可能性が高くなります。では、浮気相手とのLINEを削除しているのか、それとも妻の思い過ごしで本当に浮気していないのかを調べる方法をお伝えしていきます。

 

夫のLINEを定期的にチェック

もし浮気しているとしたら、浮気相手とはほぼ毎日のように連絡を取り合っているでしょう。毎日のように夫のLINEのトークルームをチェックし、ときどき出てくる怪しい相手がいればそれが浮気相手の可能性が高いとわかります。

 

また、浮気相手らしきあやしげなアカウントを開いてみて、トークが不自然に始まっていたり、1日分くらいのトークしか見られないようになっていたりしたら、夫が定期的に浮気相手とのLINEを削除しているということが確実と言えるでしょう。

 

非表示リストをチェック

夫のLINEに浮気相手とのトークが発見できない場合、削除しているのではなくて非表示にしているだけかもしれません。

 

浮気相手とのLINEのやり取りは、熱烈な愛情表現に満ちていることも多く、妻には絶対に見られたくないけれど、消してしまうのはもったいなさすぎる!!という考えを持っている男性は少なくありません。

 

そのような考えを持つ不倫夫は、浮気相手を非表示にしていることが多いです。

 

夫のLINEに浮気相手とのトークを見つけられなかったら、非表示設定のリストを確認してあやしげなアカウントがないかどうかを確認してみましょう。

 

万が一、浮気相手とのLINEを削除していたときにトークを復元する方法

夫が浮気相手とのLINEを削除もしくは非表示にしている場合、やり取りのトークルームをどのように復元していけばいいのでしょう。

 

非表示リストから再表示

非表示にしている場合は、再表示にすることで浮気相手とのトークを確認することができます。

 

夫のLINEの非表示リストを確認し、浮気相手らしき人物がいたら再表示のボタンを押すだけでOKです。

 

バックアップから復元

夫が浮気相手のLINEトークを削除している場合は、バックアップから復元して確認するという方法があります。

 

具体的なやり方としては、LINEアプリを一旦削除し、LINEアプリを再度ダウンロードしてから、夫のIDとパスワードでログインします。そのあとに、「バックアップから復元」というボタンを押すとLINEトークが復元できますので浮気相手とのトークも確認することができるでしょう。

 

ただし、バックアップから復元するためには、再度ダウンロードして開く際に夫のLINE IDとパスワードが必要になります。不用意にLINEを消してしまうと夫にスマホを勝手に触ったことや、LINEのバックアップから復元しようとしていることがバレてしまい、夫婦関係をこじらせる原因になってしまいますので、この方法を行うときは慎重に判断するようにしてくださいね。

 

パソコンで復元

LINEのトークを復元することはパソコンからでも可能です。パソコンにLINEをダウンロードし、夫のIDとパスワードでログインをすれば、削除したトークが復元できますので浮気相手とのトークも確認できるでしょう。

 

ただし、この方法もIDとパスワードが必要になることと、パソコンから夫のLINEをログインした際に「PCからログインしました」というお知らせが夫のスマホに届きますので、パソコンからログインしたことがバレてトラブルのもとになる可能性が高いことも知っておいてください。

 

夫のLINEを見るうえで知っておくべきこと

夫のスマホを勝手に見て浮気を知るというのは多くの妻たちがやっていることですし、ドラマでも夫のスマホをのぞき見するシーンは多くありますよね。

 

しかし、夫のスマホやLINEを勝手に見る事には大きなリスクも伴うということを事前にしっかりと把握しておきましょう。

 

考えられるリスクとしては、スマホをのぞき見するという行為が違法行為や犯罪行為に該当してしまうということです。もし夫のスマホにロックがかかっており、それを勝手に解除してLINEなどの中身を確認すると「不正アクセス禁止法」に反してしまいます。

 

また、夫のスマホにロックがかかっていなかったとしても、勝手にLINEなどのメッセージをチェックするとプライバシー侵害に該当してしまいます。この場合は刑事罰の対象にはなりませんが、夫から訴えられれば損害賠償請求される可能性もありえます。

 

そもそも大前提として、夫婦とはいえ人のスマホを勝手に見ているということが夫にバレてしまうと、刑事罰や損害賠償請求はさておき、妻への信頼が崩れてしまい夫婦関係を悪化させる原因になることは避けられないと思いますので、夫のスマホを見る際は自己責任という意識を持ち、無理に見ることは避けたほうが無難かもしれません。

 

どうしても夫の浮気の事実を知りたい場合は、専門家に浮気調査を依頼して合法的に浮気の証拠を掴んでもらうのが一番安全で確実です。

 

夫の浮気相手とのLINEを見つけたときにすべきこと

意図的に夫のスマホをのぞいた場合でも、意図せず浮気相手とのLINEのポップアップを見てしまった場合でも、夫が浮気していると知ってしまったら、ショックや動揺で動けなくなる方や、怒りが強すぎて何をしたらいいか分からないという方もいるでしょう。

 

そうなってしまった方のために、この章では、夫の浮気を知ってしまったらまず何からすべきかをお伝えしていきます。

 

LINE内での浮気の証拠保全

夫と浮気相手とのLINEを見たら真っ先にすべきこと。それは「浮気の証拠保全」です。浮気を見つけたらその証拠を押さえておくことが何より大切です。

 

今後、浮気相手に慰謝料請求する場合や、浮気した夫と離婚して財産分与を多めに取りたい場合は不貞行為があったという証拠が必要になります。

 

証拠保全の方法としておすすめなのが、浮気相手とのLINEが表示された画面をご自身のスマホやカメラで写真に収める方法です。できれば浮気相手とのLINEの全容がわかるように写真に収めるのがベストですが、最低限、肉体関係を持っていたことが想像できるようなやりとりを選んで写真に収めるようにしましょう。

 

たとえば、

「●●さん、大好き」

「俺も、〇〇ちゃんのこと愛しているよ」

 

というやり取りでは法律上浮気と見なしてもらうのは困難です。

 

一方

「●●さんとのセックス、すごくよかった!またホテル泊まりに行こうね」

「俺もだよ。今度は1泊2日で温泉旅館に泊まってエッチしようね」

 

のように、肉体関係があったことを想像しやすい内容のやりとりを収めておくことで不貞行為の証拠として認めてもらえる可能性が高くなります。

 

ただし、すでにご説明したように夫婦とは言え、夫のスマホを勝手に見ること自体リスクが伴いますし、夫のスマホの操作が行き過ぎてしまうと、逆に夫から訴えられて法的なトラブルにつながることもあるので注意が必要です。

 

また、証拠写真を撮る際も、日時をはっきりさせたくて写真アプリなどで加工する方もいらっしゃるのですが、一部を加工してしまうとその写真そのものの信ぴょう性が無くなってしまい、裁判で証拠として認められなくなる可能性もありますので注意してください。

 

日時を明らかにしたい場合には、画像を加工するのではなく、当日の新聞と一緒に写真を撮っておくようにしましょう。

 

言い逃れできない決定的な証拠を掴む

浮気相手とのLINEから夫の浮気が確実だとわかったら、LINEだけでなく言い逃れできない決定的な浮気の証拠を掴むことも重要です。

 

LINEのやり取りだけだと

「ほんの冗談で言いあっていただけ」

「ただの言葉遊びだ」

と言い逃れされてしまう可能性もあります。

 

そうならないためには、夫も浮気相手も言い逃れできないような決定的な浮気の証拠を掴むことが重要です。浮気の証拠については、こちらの【裁判で勝てる浮気の証拠の集め方|法的に有効な証拠と集める際の注意点】の記事もぜひ参考にしてみてください。

 

決定的な証拠を取るためには、夫と浮気相手を尾行したり、長時間張り込みをしたりする必要が出てきますし、法律に違反しないように調査するという専門的な知識や技術も必要になりますので、プロの探偵に調査を依頼することをお勧めします。

 

夫の浮気相手とのLINEを見ても絶対にしてはいけないこと

先ほどの章では、浮気相手とのLINEを発見した時に取るべき行動についてお伝えしましたが、反対に絶対に取ってはいけないNG行動についてお伝えしていきます。

 

パニックになると誰でもついついやってしまいがちな行動ですので、ぜひ読んで確認しておいてくださいね。

 

確固たる証拠がない状態で問い詰める

浮気相手とのラブラブなやり取りのLINEを見てしまうと、つい頭に血が上って夫を問い詰めてしまう方が多いのですが、この段階ではむやみに問い詰めるのは危険です。

 

言い逃れされてしまううえに、警戒されていざ証拠を掴もうとしてもうまく調査を進められなくなってしまいます。また、これまでの浮気の証拠を隠滅されてしまうリスクもありますので、証拠がない状態で問い詰めるのは辞めましょう。

 

浮気相手に直接LINEを送る

浮気相手とのLINEを見てしまったということは浮気相手のLINEアカウントがわかっている状態だと思います。浮気された悲しみやショック、怒りから、つい浮気相手に直接LINEを送ってしまいがちですが、直接LINEを送ることだけは絶対に辞めましょう。

 

浮気相手に「私はあなたが浮気している相手の妻です」「今すぐ浮気を辞めてください」などとLINEのメッセージを送ってしまうと、相手は浮気がばれたと気づいて浮気の証拠を消してしまったり逃げられたりしてしまいます。そうなればせっかく浮気の証拠を集めるチャンスを逃してしまうことになります。

 

直接LINEを送るのではなく、あえて泳がせておきましょう。そして、浮気の証拠を掴むチャンスを見計らうのです。

 

暴力を振るう

いくら浮気をしていた夫に怒りを感じているからと言っても、暴力を振るう行為も絶対的にNGです。

 

殴る、蹴る、などの行為ももちろんNGですし、LINEのやり取りを無理やり見ようとして夫のスマホを力づくで奪い取る行為も立派な暴力行為としてみなされます。暴力を振るったり脅迫したりしてスマホを奪い取ってしまうと逆にあなたが暴行罪や脅迫罪として訴えられてしまいますので注意してくださいね。

 

プライバシー侵害

プライバシー侵害は夫のスマホを勝手に盗み見る行為が当てはまります。たとえ夫のスマホをこっそり見たときに浮気の証拠が掴めたとしても、プライバシーを侵害して得た証拠は、裁判で証拠として認められない可能性がありますので注意が必要です。

 

プライバシー権の侵害は、損害賠償請求の対象となる行為なので、浮気をして慰謝料請求されるべき人物の夫や浮気相手から、逆に浮気の被害者であるあなたが慰謝料を請求される可能性があることも覚えておきましょう。

 

夫のスマホからたまたま見てしまった浮気相手とのLINEは、それ自体を浮気の証拠とするよりも本格的な浮気調査をする際の手掛かりとして使うのが一番賢い使い方と言えるでしょう。

 

LINEから浮気が発覚した時に夫と浮気相手にできることとは

夫と浮気相手のLINEを見て浮気が発覚した時に、妻としてあなたが取れる選択肢にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

浮気が発覚したときは、主に次の3つの選択肢が考えられますので、どれを選ぶのが自分にとってベストなのかをしっかり考えて選ぶようにしましょう。

 

離婚せずに浮気相手だけに慰謝料請求

浮気されたけれど離婚はせずに、浮気相手に慰謝料請求するという選択肢が考えられます。浮気された被害者の多くがこの選択肢を選ぶことが多いようです。

 

もちろん、離婚しなくても浮気をした夫にも慰謝料請求することも可能です。ただ、多くの家庭で夫婦間で共通の財布としてお金を管理しているかと思いますので、夫から慰謝料を支払ってもらっても、家族内でお金が行き来するだけになってしまいあまり意味がないというケースが多いでしょう。

 

また、夫にも慰謝料請求する場合の注意点としては、仮に裁判で認められた慰謝料が100万円だったとすると、夫と浮気相手の両方に100万円ずつ請求できるわけではなく、合計が100万円になる点に注意してください。この例でいうと、夫から50万、浮気相手から50万受け取ることにすることが多いかと思います。

 

そう考えると、離婚しない場合は浮気相手にのみ慰謝料を請求するほうが賢い選択と言えるでしょう。

 

離婚して夫と浮気相手に慰謝料請求

浮気、つまり不貞行為は離婚が認められる「離婚事由」の一つとして法律で定められています。そのため、浮気された被害者のあなたが離婚したいと思った場合、仮に夫が離婚を拒んでも離婚することが可能です。

 

また、浮気が原因で離婚する場合は、夫と浮気相手に慰謝料請求することはもちろん、財産分与や年金分割も行うのが通常です。そのような手続きを一気に自力で行うのはかなりハードですので、浮気問題や離婚問題に強い弁護士に相談しながら進めていくことをお勧めします。

 

浮気を許して夫婦関係をやり直す

LINEから浮気が発覚しても、離婚せず、夫の浮気を許してあげるという選択肢もあります。一度裏切られたショックは簡単には消えないと思いますし、再び浮気を繰り返さないとも言い切れないので不安だと思いますが、世の中には夫の浮気を見つけても許してもう一度夫婦としてやり直して幸せになっている人たちがいるのも事実です。

 

その場合、浮気相手に慰謝料請求することも可能ですし、あえて慰謝料請求せずに穏便に済ませるという方法もあります。

 

慰謝料請求したほうが浮気相手との縁がきっぱりと切れるケースもありますし、慰謝料請求せずにただ浮気を許してくれる妻を人として、女として見直して夫婦関係が改善するケースもあります。

 

どのように浮気問題と向き合っていくべきかについては、浮気トラブルに詳しい探偵や弁護士などの専門家に相談してみるといいでしょう。

 

まとめ

今回は、夫と浮気相手とのLINEを見てしまったときに取るべき行動やとってはいけない行動、そして浮気相手とのLINEを確認する方法とその際の注意点などについてまとめてきました。

 

愛する夫と浮気相手とのLINEを目の当たりにしてしまうとショックで動揺してしまう方が多いと思いますが、まずは落ち着いて、証拠集めなど冷静に対応する必要があります。

 

浮気の問題は一人で抱え込んでしまうとどんどん落ち込んでしまいますし、正しい対応や選ぶべき選択肢がわからなくなってしまうことが多いので、自分だけで解決しようとせず、まずは専門家に相談しながら解決していくようにしてください。