マッチングアプリに潜むストーカーの恐怖!被害に遭ったときの対処法

そろそろ結婚したいけどマッチングアプリが安全なのか心配…

今現在マッチングアプリで知り合った人がちょっとしつこくて困っている…

 

このように、マッチングアプリの安全性について不安や疑問を抱えている方は少なくないでしょう。

 

マッチングアプリもネット上での出会いですから、相手がどのような人か最初はわからず、信用していいものか、危険な人ではないのか、不安に思ってしまっても仕方のないことだと思います。中でも「マッチングアプリにストーカーっていないのかな?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

 

結論から申し上げますと、マッチングアプリにもストーカーは存在します。実際、TwitterなどのSNSを見てみても、マッチングアプリでストーカー被害に遭ったということを投稿している人もいますので、他人事とは言えません。

 

今回は、マッチングアプリでストーカー被害に遭った人たちの体験談や、マッチングアプリでストーカー被害に遭いやすい人の特徴、万が一ストーカー被害に遭ってしまった場合の対処法についてお伝えしていきます。

 

Contents

マッチングアプリを使っていてストーカー被害に遭った被害事例

まずは、マッチングアプリを実際に使っていてストーカー被害の体験をした方たちの被害例について詳しく見ていきましょう。

 

毎日足跡をつけられる

マッチングアプリには「足跡」という機能がついていて、相手のプロフィールを見ると相手に足跡として通知が行き誰が自分のプロフィールを見たのかがわかるようになっています。

 

マッチングアプリでのストーカー被害の序章として、毎日のように足跡がつけられるという事例があります。

 

プロフィールはそう毎日毎日書き換えられるわけではないので、毎日のように足跡をつけられていたら怖いですよね。

 

足跡をつけるストーカー側の狙いとしては、相手となかなかマッチングできないことから毎日足跡をつけて気を引こうとしているだけの場合が多いですが、足跡をつけられる側としては気味悪く思ってしまうでしょう。

 

このような体験をした人は

「毎日同じ人が足跡をつけてくる。「いいね」を押してくるというわけでもないのに気味が悪い。」

と話しています。

 

マッチングしていなければ実害は出てきませんので、もし毎日のように足跡をつける人から「いいね」をされてもマッチングしないほうが今後のストーカー被害を避けることはできるでしょう。

 

約束していないのに勝手に会いに来る

マッチングアプリでやりとりをしていて、ついこちらの住んでいる場所や勤務先、最寄りの駅などを伝えてしまうこともあります。

 

「今度食事しようよ。●●ちゃんの住んでいるところから近いところでお店探すから、最寄り駅教えて」

などと言われたら、つい教えてしまいがちです。

 

しかし、相手がストーカーだった場合、その情報から勝手に会いに来るようになる可能性があるのです。

 

被害に遭った女性は

「マッチングアプリで知り合った人と一度だけ食事をして自宅の最寄り駅を教えてしまった。それから食事の誘いを断り続けていたら、突然最寄り駅のところで出くわして『忙しくてなかなか会えなさそうだから会いに来たよ』と言われて怖くなった」

と話しています。

 

他のアプリでブロックした人からいいねが届く

異性と出会うためのマッチングアプリは一つではなく、複数の会社がマッチングアプリを運営しています。

 

本気で婚活している方たちは23つ掛け持ちでマッチングアプリに登録していることも多いのですが、一つのアプリで「しつこいな」と思いブロックした人が他のマッチングアプリであなたのことを見つけ出して「いいね」を送ってくることも珍しくありません。

 

他のアプリでしつこく迫ってきて怖かったからブロックしたのに、他のアプリで見つけ出されて「いいね」を送られたらますますゾッとしますよね。

 

ストーカーの中には、どうしても気になる相手がいると他のマッチングアプリでも「趣味」や「職業」などを覚えておいて検索して探しているケースがあるようなのです。

 

マッチングアプリでストーカー被害に遭いやすい人の特徴

マッチングアプリを使っている人たちの話を伺っていると、頻繁にマッチングアプリを使っているのにストーカー被害に一度も遭ったことがない人もいれば、どのマッチングアプリを使っても毎回ストーカー被害に遭ってしまう人もいます。

 

つまり、マッチングアプリでのストーカー被害に遭いやすい人には共通した特徴があるのです。

 

ここでは、ストーカー被害に遭いやすい人の特徴をご紹介していきますのでご自身が当てはまっていないか確認してみてください。

 

個人情報の管理が雑

まず、ストーカー被害に遭いやすい人は個人情報に関して無頓着で管理が甘いという特徴が挙げられます。ストーカーも相手に関しての情報が何もない状態では、つきまとい行為はできません。

 

相手がどこに住んでいるのか、相手の勤務先はどこなのか、相手の休みの日は何曜日か、相手の本名は何か、など、相手に関しての情報を持って初めてストーカー行為ができるようになります。

 

つまり個人情報の管理が甘い人ほど、ストーカー被害に遭う確率が上がってしまうのは当然のことです。逆に言えば、個人情報の管理を徹底して、相手が本当に信頼できる人なのを確信してからしか情報を与えないように注意していれば、マッチングアプリを使っていてもストーカー被害に遭う可能性は非常に低くなるはずです。

 

本名や住所、勤務地はもちろんのこと、InstagramFacebookなどのSNSも早い段階で教えるのは危険です。このようなSNSにはつい自分の私生活を投稿してしまいますので、個人情報を直接載せていなくても多くのヒントが得られてしまうからです。

 

断るのが苦手

ストーカー被害に遭いやすい人は総じて断るのが苦手です。押しに弱いとも言えるでしょうか。

 

ストーカーからの誘いに対して、はっきりと「無理です」「行けません」などと断っていれば、ストーカーもそれ以上強引にすることはあまりありませんが、はっきりとした態度ではなく、あいまいな態度で微妙な断り方を続けてしまうと、ストーカーは「押せば何とかなりそう」と考えてしまいます。

 

結果、「●●ちゃんが会ってくれないのは忙しいからだ」「本当は●●ちゃんも僕に会いたがっているのに忙しくて会えないから会いに行ってあげなきゃ」とストーカーの異常な愛を育て上げてしまうのです。

 

また、ストーカー被害に遭いやすい人は自分でははっきりと断っているつもりでも相手からすると伝わっていないというケースも多いです。

 

たとえば、もしあなたに気がない状態で相手から「食事に行きたいです」と言われたとしましょう。その際「今は忙しいので来月なら…」「ちょっとお茶するくらいなら…」と曖昧な言葉を使ってしまうと相手に気を持たせてしまうことになります。

 

断る際は、相手が諦めてくれるように、なおかつ相手を傷つけないよう言葉を選びながらはっきりと断るのが良いでしょう。

 

マッチングアプリでストーカー被害に遭ってしまった場合の対処法

万が一マッチングアプリを使ってストーカー被害に遭ってしまった場合、これ以上被害が大きくならないように早急に正しく対処していくことが重要となります。

 

しかし、実際にストーカー被害に遭ってしまっていると、恐怖や混乱から冷静に考えることができなくなってしまい、何から始めればいいのか、どう対処していけばいいのかわからなくなる場合がほとんどです。

 

そこでこの章では、マッチングアプリでストーカー被害に遭ってしまった場合にどのように対処していくのがいいのかをまとめていきますので、万が一の際はぜひ参考にして正しい対処法を取るようにしてください。

 

徐々に距離を置くことを考える

やりとりしている相手がストーカーかもしれない…と感じたときには、徐々に距離を置くようにするのが最初にやるべきことです。

 

もしすでに個人情報などを知られてしまっていたら、いきなりブロックしたり拒絶したりすると、相手を触発してしまって危険な目に遭わされる可能性があります。住んでいる場所や最寄り駅などを知られている場合は特に慎重に対応していかなければなりません。

 

相手がストーカーということがわかったら、無闇に刺激しないように気を付けて、まずは自分から接点を持たないよう少しずつ自然消滅を狙っていくのがベストです。

 

ブロック&アプリ運営会社に通報する

もし、ストーカー被害に遭っているのがマッチングアプリの中だけで、住所や勤務先、他のSNSの情報を一切教えていないような状態であれば、そのまま相手をブロックするという方法もあります。

 

ただし、住んでいる場所や最寄り駅などを知られてしまっている場合、ブロックすると相手を逆上される危険性がありますので、個人情報を知られていないかよく考えてからブロックしてください。

 

また、このような危険な人物は他の被害者を生み出す可能性も十分に考えられますので、マッチングアプリの運営会社に通報し、強制退会などの処分をお願いするのも大切です。強制退会になれば今後アプリ内で出会うこともありませんし、他の被害者が出てしまうことも防ぐことができます。

 

ストーカー行為の証拠を集める

すでに個人情報を知られてしまっていてブロックすることができない状況の場合や、つきまとい行為など深刻なストーカー被害に遭っている場合は、今後専門家に対応を取ってもうときに備えてストーカー被害に遭っているという証拠を集めておくことも大切です。

 

連続して何通もLINEなどを送ってきている場合はその画面をスクリーンショットに収めておいたり、つきまとい行為を受けているということがわかる日記をつけておいたり、嫌がらせ行為をしてきている場合はその被害状況を記録しておいたり、どのようなことをストーカーにされているのかが客観的にわかるように証拠を集めておきましょう。

 

そして、今後警察や探偵に相談する際に集めた証拠を提示すれば、よりスムーズに対応してくれるはずです。

 

警察に相談する

個人情報を知られてしまい、つきまとい行為をされている、毎日のように長文のメッセージが送られてくる、会社や自宅付近で待ち伏せされる、嫌がらせ行為をされているなど、深刻なストーカー被害に遭っている場合は、警察に相談しておくことも大切です。

 

警察は民事の問題には介入できないので、マッチングアプリでのストーカー被害を訴えてもすぐに捜査してもらい逮捕してもらうというのは難しいと思いますが、早い段階から警察に相談しておくことはとても意味があります。

 

もし今後、ストーカー被害がエスカレートしてしまったときに事前に相談していたという記録があれば、警察も早急に対応にあたってくれる可能性が高くなるからです。

 

警察に相談するとなると、事態を大事にしてしまうようで気が引ける人も多いかと思いますが、今後万が一身の危険を感じるようなストーカー被害に遭った時に備えて警察に話しておくことが重要です。また、その際は事前に集めておいたストーカー被害の証拠も持っていくと良いでしょう。

 

探偵に嫌がらせ調査を依頼する

マッチングアプリで知り合った相手からストーカー被害を受けている場合は、探偵に調査をしてもらい、相手がどこの誰なのか調べてもらっておくことも大切です。

 

マッチングアプリでは本名を相手に伝えることが必須ではないので、職業も名前も偽って伝えられている可能性があります。今後、深刻なストーカー被害を受けて相手を訴えたい場合に相手の素性がわかっていなければ刑事告訴することも慰謝料請求することも難しくなってしまいます。

 

まずは相手について調査してもらい素性を明らかにし、合わせて被害状況を客観的に証明できるような証拠も取ってもらうことができれば今後法的措置を取る際にも役に立つはずです。

 

まとめ

マッチングアプリは安全であると謳っているものがほとんどですが、実際には100%ストーカーやストーカー気質の人を排除することはできません。数は少ないかもしれませんが、どのマッチングアプリにもストーカーは潜んでいると考えたほうが良いでしょう。

 

ただ、実際にどのようなストーカー被害がマッチングアプリで起きているのか、どのようなタイプの人がストーカー被害に遭いやすいのかをしっかりと把握しておけば、それほど過度に怖がる必要はありません。

 

また、マッチングアプリにおけるストーカー対策としては、万が一自分がストーカー被害に遭ったときにどう対処するのが正しいのかを知っておくことも重要です。

 

マッチングアプリは上手に使えば効率よく異性に出会うことができる便利なツールですので、安全に気を付けて楽しく活用していってくださいね。