
人探しをしたいという方々には様々な理由や事情があると思います。
「音信不通になっている友人を探したい」
「恋人が突然行方をくらませたので早く探し出したい」
「お金を貸した相手が逃げたので見つけてお金を返してほしい」
「出会い系で知り合った人と突然連絡が取れなくなってしまった」
当事務所にご相談に来られる方もこのようなお悩みを抱えている方が多くいらっしゃいます。
人探しの方法には警察に相談して探してもらう方法や探偵に依頼して調査してもらう方法などいろいろありますが、インターネットが普及した現代ではSNSやネットなどを利用して人探しをする方法もあります。
今回の記事では、ネットで人探しをする具体的な方法や、人探しに利用できるSNSやネット掲示板のそれぞれの特徴、そしてネットで人探しをする際の注意点などをまとめていきます。
これから自力でネットを使って人探しをしようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
Contents
ネットで人探しをする具体的な方法
ネットを使って人探しをすると一口に言ってもその方法はたくさんあります。この章ではその中でも代表的な方法をご紹介していきます。
自分の利用しているSNSで情報を呼びかける
まずは自分が利用しているSNSで探している対象者に関する情報提供を呼びかける方法があります。
対象者の名前やニックネーム、見た目の特徴、年齢など、手掛かりになりそうな参考となる情報を投稿し、心当たりがある方はコメントやメッセージを送ってほしいとお願いしてみてください。
基本的には信頼できるフォロワーだけにその投稿を見せるほうが安全ではありますが、他のユーザーに投稿を見られても問題ないと判断できるような場合は、投稿の公開範囲を広げて、「拡散希望」というワードを添えるとより多くの人から情報を得られる可能性が高くなります。
SNS以外にもプレイヤー同士がチャットでやり取りできるようなオンラインゲームでも呼びかけて情報を集めることが可能です。特に、探している相手がオンラインゲームをしている可能性があれば有力な情報を集められる可能性が高くなるでしょう。
なお、SNSで探している対象者のアカウントを探して行き先を探る方法もありますが、それについては次の章でより詳しく見ていきます。
人探し掲示板を利用する
人探し掲示板や人探し専用のサイトを利用して人探しを行うという方法もあります。人探し専用のネット掲示板に探している人の情報を書き込み、情報提供を呼びかけるのです。人探し掲示板では謝礼を設定しないとなかなか有力な情報がもらえないという特徴もありますが、謝礼の内容によってはより多くの情報を集められることもあります。
ただし、人探し掲示板では心無い書き込みやいたずら、偽の情報を書き込まれるなどの被害を受ける可能性もありますので、そのあたりを把握して賢く利用するようにしましょう。
また、寄せられた情報や書き込みは慎重に判断してくださいね。
【人探しができる掲示板】
尋ね人探し人は、人探し専門のサイトで礼金を設定できます。このサイトで人探しをしたい人は「お金を貸したのに返してもらえない」などの事情で人探しをしたい人が多い傾向にあります。
このサイトも人探し専門のサイトです。
よくある人探しサイトのように不特定多数に情報提供を呼びかける形式ではなく自分の情報を登録して探したい人に呼びかけ、相手に見つけてもらうのを待つというスタイルです。
ゆびとまサイトは、ユーザーの出身校から同窓会や同級生や恩師との再会の支援をテーマとしている掲示板です。
昔の恩師や、連絡先がわからなくなってしまった同級生、初恋の人などを探す場合に向いている人探し掲示板です。
検索エンジンで本名やニックネームを検索してみる
YahooやGoogleなどの検索エンジンで、探している対象者の本名やニックネームを検索してみるという方法もあります。
検索エンジンで広く探してみることで対象者のSNSアカウントや本人のアカウントでの投稿がヒットすることもありますし、対象者の名前やニックネームが文章中に含まれる他の人の投稿がヒットすることも考えられます。
本名だけに限らずその人が所属しているサークルや勤務先、通っている大学がわかっていればその名前で検索をすれば組織についての活動予定などについて記載されていることもあるので、人探しに何らかのヒントが得られる可能性もあります。
時間と手間はかなりかかりますが、色々な情報が得られる分、しらみつぶしに探していけば手掛かりが見つかる可能性もあります。
SNSのアカウントを探してみる
SNSで探している対象者のメールアドレスやニックネームで検索し、その人のSNSアカウントを探す方法も有効です。
探している本人のアカウントが見つかれば、直近の投稿から過去の投稿、他のユーザーとのやり取りも確認できますので、探し出す上でいろいろなヒントになる情報が見つかるでしょう。
また、最近ではSNSやオンラインで出会った人と仲良くなり、恋愛関係になったり金銭のやり取りが発生したりして、それが失踪の原因になっていたという場合も珍しくありません。
SNSのアカウントを探し出すだけでも大きな手掛かりとなるでしょう。
探したい人がやっているアプリやゲームをチェックする
探している対象者が、ゲームアプリやマッチングアプリなどを利用していた場合は、そのアプリから何らかの情報が得られる可能性も高いです。
オンラインゲームなら、そのゲーム内で知り合った人に心を許して失踪の原因を離している可能性もありますし、失踪の行き先について相談していることも考えられます。
また、マッチングアプリなどを利用している場合は、アプリ内で知り合った相手と一緒にいるかもしれませんし、出会った相手に何か失踪の手掛かりを離しているかもしれません。
失踪した対象者がもしスマホを残している場合はスマホにインストールされているアプリをくまなくチェックしてみましょう。
探したい人のSNSでコメントをしている人をチェックする
探したい人のSNSのアカウントが判明したら、その人の投稿に対してコメントなどのリアクションをしている人を重点的にチェックする方法も有効です。
コメント欄でのやり取りを確認し、より親しそうなユーザーからチェックしてみてください。そして、あなたも親しそうなユーザーをフォローし、直接コンタクトを取れるようにしましょう。
コンタクトが取れるようになったら、探している相手の行方について心当たりがないか聞いてみるというのも一つの手です。ただし、いきなり質問しても怪しまれてしまいますので、探している対象者との関係性や探している理由、事情などを丁寧に説明したうえで何か知っていることはないか聞いてみるようにしてくださいね。
人探しに利用できるSNSとそれぞれの特徴
SNSは、ネット上のコミュニケーション手段として、現代の多くの人に利用されていますので自力で人探しをする際の手段としてとても有効と言えます。
この章では人探しに利用できるSNSとそれぞれの特徴について見ていきましょう。
Facebookはビジネスにおいても使われているSNSで、原則として実名登録となっていますし、Facebook上で繋がっている人も実際の友人や仕事関係の人が多いため、人探しにはとても適しているSNSだといえます。
Facebookで人探しをする際は本名や会社名、学校名などのプロフィール情報から検索することもできますし、共通の友人の友達リストからしらみつぶしに探し出すこともできます。
Twitterで人探しをする際は探している人のニックネームや本名などで検索をすると、探している人のアカウントがヒットする可能性があります。もしくは、共通の友人のフォロー・フォロワーを調べていけば探している人のアカウントが見つかるかもしれません。
また、Twitterは拡散してもらえる機能がついているので、あなたのアカウントで探している旨をツイートして情報提供を求める手段もあります。対象者の名前などの情報や写真などを公開し、リツイートで拡散をしてもらえば多くの人から情報を得られる確率が高まります。
ただし、この方法は探している相手が危険な目に遭うリスクも高くなってしまいますし、相手からプライバシー侵害として訴えられてしまうリスクもありますので、公開する情報の範囲や公開範囲の設定には十分注意して行ってください。
Instagramは写真や動画の投稿がメインのSNSです。Instagramで人探しする場合は、探している人の本名やニックネームで検索する方法と、自分の端末の連絡先と同期させて相手のアカウントを探し出す方法があります。
また、Instagramは実際の友人をフォローし合っていることが多いため、共通の知人がいる場合はその人のアカウントのフォロー・フォロワーからしらみつぶしに探す方法もあります。
LINE
LINEは日本でも多くの人が利用しているSNSであなたが探している人が利用している確率もかなり高いでしょう。探している人のメールアドレスや電話番号などを知っていれば、検索機能で簡単に見つけることができます。
ただし、LINEには名前で検索する機能がついていないので、アドレスや電話番号を知らない場合はLINEで人探しをするのは難しいといえるでしょう。
ネットで人探しをする際の注意点
ネットでの人探しは気軽にできますし、費用も基本的にはかからず無料でできるというメリットがありますが、注意しなければいけないことやリスクもあります。
この章ではネットで人探しをする際の注意点についてまとめていきます。
個人情報の取り扱い
ネットを使って人探しを行う際に一番注意をしなければいけないことは個人情報の取り扱いです。
探している人を出来るだけ早く見つけたいからという理由でかなり詳細な情報まで載せて多くの情報提供を得たいという気持ちはわかりますが、あなたがネットに載せた個人情報は第三者によってストーカーなどの犯罪に使われてしまう危険性があります。
あなたがネット上に載せる個人情報は全世界の人が閲覧できるという事実を忘れないようにして個人情報の取り扱いにはくれぐれも気をつけるようにしましょう。
情報を鵜呑みにしない
ネットで人探しをするとたくさんの情報を得ることができると思いますが、それらすべての情報を鵜呑みにしないことも大切です。
世の中には間違った情報を与えて楽しむ人もいますし、わざとではなくても曖昧な情報で惑わされることもあります。間違った情報や曖昧な情報によって正しい情報が得られなくなることもありますので、情報を鵜吞みにしないように意識するようにしましょう。
嘘の情報に踊らされないよう、情報提供してもらったものが本物なのか、嘘の情報なのかを冷静に見極めて一喜一憂しないようにすることもネットでの人探しには必要です。
トラブルに巻き込まれる可能性がある
SNSやネットで人探しを行い、何らかのトラブルに巻き込まれてしまったというケースも少なくありません。
自分の個人情報が流出して悪用されたり、情報提供した相手と連絡を取ったらいきなり金銭を要求されたり、探偵を名乗った悪徳業者に調査料金を不正に請求されたりなどのトラブルが報告されています。
このようなトラブルに巻き込まれないためには初めからプロの探偵に調査を依頼したほうが確実かつ安全でしょう。
時間と手間がかかる
ネットで自力で人探しをする場合、スムーズに情報を得られてスムーズに探している相手が見つかることは極めて稀です。
人探し掲示板などで情報を書き込んでもレスポンスはすぐには返ってこないでしょう。レスポンスがあったとしても有力な情報である可能性はとても低いです。
SNSを使ってアカウントを探し出そうとしてもなかなかうまくいかないことも多いです。ネットで人探しをする際はあらかじめ時間と手間がかなりかかるということを理解して臨む必要があります。
もし、緊急性が高い場合や一刻も早く見つけ出さなければいけない場合は自力での人探しを諦めてできるだけ早く探偵などプロに依頼することをお勧めします。
ネットで人探しをしてもなかなか見つからないときはどうすればいい?
SNSやネットの掲示板を使って人探しをしていても、一向に見つけられないということは珍しくありません。
また、また一刻も早く探し出したい場合はだんだん焦ってきてしまいますよね。そのような場合はどのようにすればいいのでしょうか。
警察に相談する
家族や大切な人が突然いなくなってしまった、家出ではなくトラブルに巻き込まれた可能性がある、事件に巻き込まれたかもしれないような場合などは、一刻も早く警察に相談をしましょう。
警察が判断して事件や事故にあっている可能性がある場合はすぐに捜索を行ってもらえるかもしれません。
ただし、自分の意思で家出している場合や、昔の知人や恩師、ネットで出会った人を探したいなどの緊急性や事件性がないと判断される場合は警察では人探しをしてもらえませんので、その場合は警察ではなく探偵事務所に相談すると良いでしょう。
探偵に相談する
探偵は警察で捜索をしてもらえなかった場合にも依頼さえすればすぐに人探し調査を開始してくれます。
具体的には
・初恋の人を探したい
・お金を貸して失踪した相手を探したい
・マッチングアプリで知り合って気に入った人と連絡が取れなくなった
などの警察では動いてくれない場合でも問題なく依頼できます。
プロが調査を行うので自力でネットやSNSで人探しを続けるよりも、早く見つかる確率が高まることは間違いないでしょう。
できるだけ早く見つけたい、どうしても見つけたいという場合は探偵に依頼することをおすすめします。
まとめ|ネットを使って自力で探すのが難しいと感じたら探偵に相談してみよう
今回はネットやSNSを使って人探しをする方法について解説してきました。ネットを使った人探しは手軽にできますし基本的には無料でできるというメリットはありますが、時間と手間がかなりかかるうえに確実に探し出せるかどうかわからないというデメリットがあります。
もし、ご自身でネットを使って人探しをしてみたけれどなかなか手掛かりが掴めない、有力な情報が手に入らない、見つからないと言った場合は探偵に相談してみるのも有効な方法です。まずは無料相談で探し出すことができるのか、どのくらいの時間で探し出せるのかを聞いてみるといいですね。