自力でできるSNSで行方調査する方法とプロの探偵に依頼するメリット

SNS上で知り合いになって仲良くなったり、マッチングアプリで知り合った人と恋に落ちたり、SNS上の知り合いにお金を貸してしまったりなど、SNSを使って人と出会い深い関係になることは近年珍しいことではなくなっています。

 

そして、SNS上のつながりだけだからこそ、簡単に行方がわからなくなってしまうトラブルも増えています。

 

そんなSNSを使って自力でも行方調査をすることができるのです。連絡が取れなくなった、行方がまったくわからないからと言って諦めるのはまだ早いです。

 

今回は、行方調査をする際に利用しやすいSNSやそのSNSでの捜し方、自分で行方調査をする際に注意すべきこと、そしてプロの探偵に行方調査を依頼すべき理由やプロの調査方法について詳しく解説していきます。

 

Contents

SNS関連の行方調査を依頼される方の相談事例

この記事を読んでいただいている方は、誰か大切な人やどうしても会って話さなければならない人がいて、その人を探したいと思っている方がほとんどでしょう。

 

プロへの相談を悩んでいるけれど「こんな相談してもいいのかな」「こんなことで依頼するなんて馬鹿にされてしまうのでは?」とためらってしまっているかもしれません。

 

この章では、最近当事務所でもあった相談事例を一部ご紹介していきますので、このような悩みをお持ちの方は一度探偵にも相談してみるといいでしょう。それでも相談に気が引けるようであれば、次からご説明していく自力で行方調査する方法を試してみてくださいね。

 

【行方調査の相談事例】

・マッチングアプリで知り合い2回食事をした女性と連絡が取れなくなったので探してほしい

・マッチングアプリでマッチングしたがLINEを交換する前に連絡が取れなくなったので探してほしい

・婚活アプリで知り合った人がどんな人物なのか会う前に調べてほしい

・出会い系サイトで知り合った女性がサクラなのか、実際に存在するか調べてほしい

・恋人と連絡が付かずLINE のアカウントも消えているので探してほしい

・マッチングアプリで知り合った相手にお金を貸したが連絡が取れなくなったので探してほしい

・SNSのアカウント名しかわからず名前も分からないが探してほしい

・初恋の相手のTwitterアカウントだけがわかっている状態でその人を探してほしい

 

 

このように、相手に関しての情報がかなり少ない状態での調査依頼もたくさんいただいています。相手に関する情報が多ければ多いほど調査もスムーズに進みますので、ご相談の際にはできるだけ多くの情報を集めておいていただけるといいでしょう。

 

自力でも可能|自分で行方調査するときに使えるSNS

自分で行方調査をする際はSNSをフル活用することで、何か手掛かりが掴めるかもしれません。SNSでの行方調査は自宅にいながらでも調査可能なので誰でも隙間時間を見つけて手軽にできます。

 

この章では、行方調査する際に使えるSNSとその使い方を解説していきます。

 

Facebook

Facebookは幅広い世代の人が利用しているSNS1つです。Facebookは原則として本名での登録が必要なため、他のSNSとは違って本名を使ってターゲットのアカウントを探すことが可能です。

 

また出身地や住んだことがある場所、学歴などが登録されていれば、これらの情報から絞り込むこともできますのでより確実にターゲットのアカウントを見つけ出すことができるでしょう。ターゲットのアカウントを発見できればその投稿内容から現在どこで何をしているのかの手掛かりが掴めますし、ダイレクトメッセージで連絡を取ることも可能でしょう。

 

同姓同名の人物が検索に出てくる場合はターゲットの特定に注意が必要ですが、Facebookは行方調査に適したSNSと言えます。

 

Twitter

Twitterは、若者層を中心に幅広い世代の人が利用しているSNSです。最近では政治家なども利用しているため年齢が高めの世代の利用率も上がってきていますので探したいターゲットの年齢が高めでも行方調査に活用できる場合もあります。

 

Twitterにはシェア機能が付いていますので情報拡散力が高く、行方調査において一気に情報を拡散して必要な情報収集を行いたい場合に有効に活用できるでしょう。

 

ただTwitterFacebookと違って本名で登録しているユーザーは少なく、ニックネームなどで登録しているユーザーが多いため、ターゲットのアカウントを見つけるステップのハードルがとても高いでしょう。

 

またTwitterで流れてくる情報はフェイクや偽の情報も多いので取捨選択はしっかりと行うことが大切です。

 

Instagram

Instagramは若者を中心に流行っている写真や動画の投稿に特化したSNSです。シェア機能はTwitterFacebookよりも劣ってしまいますが写真から得られる情報量が多いため、ターゲットのアカウントさえ見つけてしまえばどこにいるのか、誰といるのかの情報は手に入りやすいでしょう。

 

ターゲットのアカウントを見つけるのは共通の友人や知人のフォロー・フォロワーから探すか、もしくは自分の知人がターゲットをフォローしていた場合、Instagram内の「おすすめ」欄にターゲットのアカウントが表示される可能性もあります。

 

自分でSNSを使って行方調査をするメリット

自力でもSNSを使って行方調査ができますが、SNSを使った調査の大きなメリットとしては以下の2点です。

 

基本的に無料で行方調査ができる

行方調査や人探し調査はプロの探偵に依頼するのが一般的ですが、探偵に調査を依頼する場合どうしても調査費用がかかってしまいます。

 

特に本名も職業も知らない場合や、昔の知人で顔が変わっている可能性がある場合など、情報量が極めて少ない相手を探すとなると、調査の難易度が高くなるため費用も高額になりやすいです。

 

一方で、自力でSNSを使って行方調査を行う場合はかかるお金は通信料金くらいで基本的に無料で進められるため、費用面でのメリットがかなり大きいでしょう。

 

特にターゲットを見つけ出すのを急いでいない場合や、どうしても見つけなければならない理由がなくのんびり探したい場合には自力でSNSを使った調査はお勧めです。

 

情報を拡散しやすい

一昔前までは行方調査を自分で行う方法として新聞やチラシに人探しの情報を載せたり、近所の掲示板や電柱に張り紙をしたりして探していましたが、パソコンやスマホが普及し年齢に関わらず非常に多くの方がSNSを利用している現代においてはネットを使ったほうが情報の広まり方は早いでしょう。

 

特にTwitterFacebookなどシェア機能が付いたSNSなら、非常に多くの人が人探しについての投稿内容を見てくれるため、素早く有力な情報を集められる可能性が高くなります。

 

SNSを使って自力で行方調査をする場合に注意すべきこと

SNSを使って自力で調査することはメリットも大きいですが、一方で注意しなければならないこともたくさんあります。

 

さらなるトラブルに巻き込まれないよう、SNSをつかった行方調査においてのデメリットや注意点も把握しておきましょう。

 

個人情報の取り扱いに気を付ける

SNSを使って自分で行方調査をする場合は個人情報の取り扱いには特に注意を払わなければいけません。

 

SNSは不特定多数の人が閲覧できる場所なので、不用意に個人情報を載せてしまうと、ストーカーや詐欺などのトラブルに巻き込まれるリスクが高くなってしまいます。個人情報を不用意に載せて探している相手に迷惑がかかったり被害を受けたりしたらますます再会が難しくなってしまうでしょうし、勝手に個人情報を流出させたとしてあなたのことを訴える可能性もあるのです。

 

個人情報の取り扱いについては探し出したい相手の情報の取り扱いはもちろん、情報提供先としての自分の情報についても、公開する範囲や内容に十分に注意しなければいけません。

 

情報をすべて鵜呑みにしない

SNSは匿名や本名以外で利用する人が多いため、情報提供を求めて集まった情報がすべて正しいとは限らず、むしろ冷やかしやいたずらであえて虚偽の情報を書き込むケースも珍しくありません。

 

そのため、提供される情報が必ずしも常に正しいものではないことを頭に入れておき、寄せられた情報を鵜呑みにしたり、一喜一憂したりしないように注意することが大切です。

 

また、SNSの利用者には悪意を持った人も決して少なくなく、虚偽の情報を流すだけにとどまらず、行方調査を必死で行っているあなたに対して誹謗中傷を投げかけたり心無い言動を取ったりする人も実際に存在します。

 

SNSを使って行方調査をしている中で心が疲れ切ってしまわないようにメンタルのケアをしながら行うことも重要です。また、あまりにも酷い場合は自力での調査を切り上げてプロに依頼するのも有効な選択肢でしょう。

 

トラブルに巻き込まれる可能性がある

SNSを使って行方調査を自力で行った結果、なんらかのトラブルに巻き込まれるケースもあります。

 

情報を提供してくれた相手が金銭を要求して脅してきたり、探している相手やあなたの個人情報が流されて悪用されてその後詐欺被害に遭ってしまったり、行方調査をしていることをかぎつけた悪徳業者が探偵だと偽って調査費用を要求してきたりなど、さまざまなトラブルに巻き込まれる可能性があります。

 

探している相手やあなた自身を守るためにも、トラブルの可能性を感じたらすぐに警察や探偵に相談するようにしてください。

 

行方調査が長期化して発見確率が下がる

SNSで行う行方調査は誰でも手軽にできますし、費用も掛からないのでメリットの大きい方法ではありますが、情報を拡散できたからと言ってすぐに有力な情報が集まるとは限らず、むしろ集まった多くの虚偽の情報やいたずらの情報を精査していくため時間と労力がかなりかかることがあります。

 

しかし、行方調査は調査に時間がかかるほど情報が古くなってしまい、発見できる可能性も低くなりどんどん難易度が上がってしまいます。

 

早く相手を見つけなければいけない、悠長に待っている時間はない、という場合は行方調査にかけられる予算をあらかじめ決めておいて最初から探偵に調査を依頼したほうが確実かつ迅速に相手を見つけることができるでしょう。

 

事件や事故に巻き込まれた可能性がある場合は迷わずプロへ相談

「SNSを使って行方調をしているけれど一向に見つからない」

「もしかしたら事故や事件に巻き込まれているかもしれない」

「相手のことが心配だから一刻も早く探し出したい」

というような場合は、警察や探偵事務所などプロの調査機関を利用するのがお勧めです。

 

まずは警察に行方不明者届を提出

家族や配偶者、恋人など関係性が深い相手が行方不明になっている場合は、警察に行方不明者届を届け出るようにしましょう。

 

行方不明者届の届け出は警察署において24時間可能で料金もかかりません。

 

事件や事故に巻き込まれた可能性がある、自分の意思ではなく行方不明になっている可能性があるというような場合はすぐに警察も動いてくれます。

 

逆に、事件性がない場合や緊急性がないと判断されるような場合は、警察は積極的に行方調査は行ってくれません。大人が自分の意思で家出している場合や駆け落ちの場合などは警察は動いてくれませんので、そのような場合は探偵に相談したほうが確実で早いでしょう。

 

探偵に本格的な行方調査を依頼する

探偵事務所では、大人の家出や駆け落ちによる行方不明など、事件性や緊急性がないと警察に判断され、警察が調査を行ってくれないようなケースでも依頼さえすれば迅速に対応してもらえます。

 

無料で調査を依頼できる警察とは違って、探偵に行方調査を依頼すると料金がかかってしまいますが、あらゆる事案に対して対応してくれますし、自力で行方調査するより断然発見確率や発見までのスピードを上げることができるのでお勧めです。

 

費用については一般的に、契約時に払う着手金と、調査成功時(探し出した際)に払う成功報酬を組み合わせた料金体系になっていることが多いです。

 

探偵の調査費用の大半を人件費が占めているため、調査の難易度が高く調査期間が長くなればなるほど調査料金も高額になる傾向にあります。できるだけ費用を抑えるために相手についてわかっていることは些細なことでもいいので伝えておくといいでしょう。

 

プロはどうやって見つける?探偵が行う行方調査とは

自力での調査が難しい場合や警察が動いてくれない場合は探偵への調査依頼がお勧めであることはすでにお伝えした通りですが、探偵はターゲットの行方をどのように探し出すのでしょうか。

 

ここでは探偵が実際に行っている調査方法について簡単にお伝えしていきます。

 

ターゲットの私物確認

行方がわからなくなって間もない時期での調査依頼の場合、探偵はまず調査対象者の私物を確認します。

 

人探し対象者の自宅や部屋から何が持ち出されているかを確認することで、意図的に家出しているのか、意図的ではないのかを判断できます。たとえば、通帳や印鑑、着替えの服がなくなっていれば意図的に長期間家出するつもりであることがわかりますし、逆にそれらすべてを置いていっているのであれば事件に巻き込まれた可能性があります。

 

事件の可能性があればすぐに警察にも連絡し、連携を取って捜索を進めていきます。

 

ターゲットのSNSをチェック

素人の方でもSNSを使って行方調査が可能ですが、プロの探偵も人探しにSNSを利用します。

 

SNSをチェックすることで調査対象者の利用頻度が高い場所を割り出したり、SNS上の友人・知人関係が把握できたりします。また、表に出ている通常のアカウントだけでなく、裏アカと呼ばれる表にあまり出したくないようなアカウントも探し出して調査に利用することもあります。

 

実際、裏アカに投稿されていた内容から家出の理由や行き先を割り出し、数日で行方を割り出した事案もございます。

 

聞き込み調査や張り込み調査をする

探偵というと聞き込みや張り込み調査をしているイメージをお持ちの方も多いでしょう。SNSやインターネットなど便利なツールが出てきている現代においても、地道な聞き込み調査や張り込み調査は、行方調査においてよく使われる調査方法で、とても効力のある方法なのです。

 

SNSでの調査とうまく融合し、SNSや情報データベースの調査などで調査対象者の行動範囲や友人関係などについての情報を入手し、それを元に知人や友人に対して聞き込み調査を実施したり、調査対象者がよく行く場所や勤務先で張り込み調査をしたりすることで、より有力な情報を得ていくのです。

 

まとめ

今回は自力でもできるSNSを使った行方調査についてご紹介してきました。SNSを使って自力で調査することは費用を抑えるうえでも手軽にできる点でもメリットは大きいのですが、発見までのスピードや発見できる確率を考えると、やはりプロの探偵に依頼したほうが安心でしょう。

 

SNSでの人探しではどうしても個人情報をある程度は載せなければならないため、余計なトラブルに巻き込まれることも多く、予想外の問題が発生することも珍しくありません。人探しは時間が経てば経つほど見つかる可能性が低くなってしまうため、絶対に探し出したい場合や、大切な人の行方が分からなくなっている場合などはできるだけ早めにプロに頼ることがお勧めです。