爆サイに悪口を書かれた!悪口の削除や犯人特定するための方法とは

「爆サイ」と呼ばれる「爆サイ.com」は、令和3年の時点で総投稿数が7億件を超えている超大型の掲示板サイトで、誰でも匿名で自由に書き込みができるため、利用者が急増しています。

 

爆サイの最も特徴的と言える点は、地域に特化していてローカル色が強いということでしょう。大都市だけでなく、地方の都市に関するスレも立っていて、地域のさまざまな情報を得ることができたり、コミュニティに参加できたりすることに役立っています。

 

ただ、裏を返せばローカルに特化しているからこそ、そこに住んでいる人が見れば、どこの誰のことが書かれているのか簡単に予測できてしまうため、悪口が横行してしまいやすいですし、悪口を放っておいた場合の被害が大きくなってしまうという一面もあります。

 

爆サイで悪口の被害にあっている場合は、現実での生活に支障が生じる可能性も高いですのでできるだけ早く対策を検討したほうが良いでしょう。

 

今回の記事では、爆サイの悪口を削除する方法や悪口を書いた犯人を特定する方法、そして犯人に対して慰謝料請求する場合の金額についてもお伝えしていきます。

 

Contents

爆サイは悪口の宝庫!?爆サイ=悪口が書き込まれやすいサイト

爆サイに悪口を書かれてしまった方は、「なんで自分が悪口を書かれなきゃいけないの?」「爆サイに悪口を書かれてとてもショック」と落ち込んでいる方がほとんどでしょう。

 

ただ、爆サイは悪口の宝庫ともいえるサイトで、少しでも目立った行動を取っている人は悪口を書き込まれやすいという性質のあるサイトなのです。その理由を簡単に見ていきましょう。

 

ローカル特化だからこそ悪口が炎上しやすい

爆サイは、ほかの掲示板サイトと比べてローカル色が強く、その地域ならではの話題が取り上げられやすい傾向があります。

 

たとえば、「●●店に努めているK.Tさんはプチ整形している」など、他の地域に住んでいる人からするとたいして気にならないような話題でも、その地域に住んでいる人にしてみると大きな話題に感じられてしまい、盛り上がってしまうのです。

 

爆サイには、近隣の住人や職場の人間関係、飲食店などに対する不満や悪口、噂が投稿されやすく、特定の個人に関する話題にコメントが集中して「炎上」が起こりやすくなっているのです。

 

キャバ嬢や風俗嬢、ホストは被害に遭いやすい

爆サイには政治や経済、音楽などのカテゴリのほかに、「お水(水商売)」「風俗」「ホスト」といったカテゴリが存在します。そして、これらのカテゴリの対象になる人たちが悪口の被害に遭いやすいのが現状です。

 

特に、キャバクラやスナック、ホストなどの水商売に関するスレッドでは悪口や誹謗中傷、個人情報の故意の流出などが目立っている傾向にあります。

 

悪口や誹謗中傷を書き込むのは、ターゲットの実績を妬んだお店の同僚の場合もあれば、色恋に溺れて一方的に好意を持っている客の場合もありますが、根も葉もない悪口や誹謗中傷を書き込んだり、ストーカー行為によって得た個人情報を勝手に爆サイに書き込んだりするトラブルが目立ちます。

 

爆サイで悪口を書かれたのを放置することのリスク

爆サイに悪口を書かれてしまうと、単純に気分が悪いですし、落ち込みますよね。根も葉もない悪口を書かれれば誰でもショックを受けますし、匿名で誰が書いたのかわからないため、人間不信にも陥ってしまうかもしれません。

 

さらに、爆サイで書かれた悪口をそのまま放っておいてしまうと、次のようなリスクが考えられます。

 

✓家族や周囲の友人にキャバクラやホストで働いていることがバレてしまう

✓恋人にキャバクラやホストで働いていることばバレて破局につながる

✓周りに自分の悪評が広まってしまいリアルな世界でも悪口が広まる

✓お店の営業に影響があるとしてお店をクビになってしまう

✓指名客が減少して収入が減ってしまう

✓職場での人間関係が悪化してしまう

 

このように、爆サイは地域ごとの情報が事細かく入手しやすいというメリットもありますが、身近なスキャンダルや誹謗中傷、悪口が蔓延しやすくなっているので、一度でもその標的にされてしまうと、かなり大きなダメージを受けることになります。

 

そのため、爆サイで悪口を書かれてしまったらできるだけ早く対処して被害が広まるのを食い止めなければいけません。

 

爆サイで書かれた悪口は削除してもらうことができる!!その手順を大公開!

爆サイで悪口を書かれてしまったら、「とにかく早く消したい!」「一人でも多くの人が見ることを避けたい!」と思いますよね。

 

結論から言いますと、爆サイに書かれた悪口の内容が、「爆サイの利用規約」で禁じられている行為に該当している場合には、爆サイ運営会社への通報で削除できる可能性があります。

 

利用規約で禁止されている内容を簡単にまとめると

✓その人の名誉や社会的信用、プライバシー、肖像権、パブリシティ権、著作権その他の知的財産権、その他の権利を侵害する内容である

 

✓本名、住所、メールアドレス、電話番号などの個人情報を勝手に掲載している

 

✓脅迫や犯罪予告、自殺への誘引する内容である

 

✓掲示板を見た人が「これは●●さんに関することだ」と簡単に推測できる悪口が書かれている

 

となります。これらの禁止事項に該当している場合は、申請により書き込みを削除できる可能性が高くなります。削除する具体的な方法などについては次から詳しく解説していきます。

 

削除する具体的な方法

爆サイで書かれた悪口を削除する方法は、各スレッドの下の方にある「削除依頼フォーム」から運営会社に削除申請を行うことでできます。

 

削除依頼フォームに、自分の悪口が書かれてしまっている問題のスレッドの番号やURL、どのような内容が禁止事項に該当しているのかを報告することで、書き込まれた悪口の削除に対応してもらえます。

 

ただ、いきなり削除依頼フォームに申請を出すのは少しハードルが高いと感じる方も多いかと思いますので、簡単に削除依頼のテンプレートをご紹介します。削除依頼を出す際の参考にしていただければ幸いです。

 

【削除依頼テンプレ】

当該スレッドのタイトルと投稿内容は、利用規約第3条「禁止事項」5に定められている他人の名誉、社会的信用、プライバシー、肖像権、パブリシティ権、著作権その他の知的財産権、その他の権利を侵害する行為に該当します。

 

上記のスレッドによって、根拠のない悪評が周囲に広まってしまい、職場だけでなく家族や友人、婚約者との関係にまで悪影響が生じています。

 

そのため、早急の削除対応をお願い致します。 

 

参考:爆サイの利用規約

 

削除依頼するときに注意したいこと

爆サイに削除依頼をすることで、悪口を書かれたスレッドを削除してもらうことは可能なのですが、不適切な方法で削除依頼を申請してしまうと、削除できるはずのスレッドやレスなのにも関わらず、削除してもらえないこともあります。

 

そのため、削除依頼をする際は、以下の点に特に注意すると良いでしょう。

 

✓何度も同じ依頼を出さない

1度にいくつもの依頼を出さない

✓乱暴な言葉を使わない

✓不明瞭な依頼をしない

 

 

・何度も同じ依頼を出さない

→同じ内容の削除依頼を短期間に何回も送ってしまうと、迷惑行為として認識されてしまいブラックリストとして登録される恐れがあります。ブラックリストに載ってしまうと、いくら申請依頼を送っても爆サイ運営側へこちらのメールが一切届かなくなってしまいますので、注意してください。

 

削除依頼から削除が実施されるまでの目安はおよそ72時間ですので、1回目の削除依頼フォームから送信して72時間が経過するまでは、同じスレッド・レスの削除依頼は出さないようにするのが得策です。

 

・1度にいくつもの依頼を出さない

→爆サイに悪口を書かれて悩んでいる方の中には、複数のスレッドやレスで悪口を書かれてしまい、そのすべてを削除したいと考えている方もいらっしゃると思います。

 

ただし、このときの注意点としては、1回の削除依頼フォームに複数の削除依頼を出さないようにすべきということです。

 

仮に、3つのスレッドで悪口を書かれてしまい、そのすべてを削除したいとなった場合は、11つ削除依頼フォームを作成して3回申請しなければなりません。そして、同時に3つの申請を行うのではなく、1つ目の対応がされてから2つ目の依頼をし、2つ目の対応がされてから最後の3つ目の削除依頼をするという手順にするようにしてください。

 

1つの削除依頼フォームに3つ分の依頼をしたり、1つ目の依頼の返答がない状態で2つ目、3つ目の依頼を送ってしまうと迷惑行為とみなされてしまう恐れがあるのです。

 

面倒ですし、時間もかかってしまいますが、「急がば回れ」と思って11つ対応していきましょう。

 

・乱暴な言葉を使わない

→削除依頼の申請を行う際に、悪口を書かれて苛立っていることから、ついつい感情的になって乱暴な言葉を使ってしまう方がいますが、絶対に辞めましょう。乱暴な言葉や威圧的な言葉使いをしてしまうと、爆サイ運営側に営業妨害と見なされてしまい、一切対応してもらえなくなる恐れがあります。

 

削除対応をしている爆サイの運営者も1人の人間ですので、敬意をもって依頼をしてください。「どういう風に言われたら快く対応してあげたくなるかな?」「どう言われたら腹が立って対応したくなくなるかな?」とほんの少し担当者の方の心を汲み取ってあげれば、しっかりと削除対応してもらえるはずですよ。

 

削除してもらえない場合はどうすればいい?

削除依頼フォームから削除の申請をしても、100%削除してもらえるとは限りません。

 

削除してもらえない理由としては、

✓悪口を書かれたと思われる書き込みが利用規約上は削除対象に該当していない

✓規約違反であることについて合理的な説明ができていない

2つが主に考えられます。

 

確かに、利用規約の禁止事項に書かれている内容に当てはまっているかどうかを素人が示すのはなかなか難しいかもしれません。「プライバシー侵害」や「名誉毀損」「侮辱罪」などは法律の知識が必要になりますので、もし削除依頼をしたのに対応してもらえなかったという場合は、弁護士に相談してみるのが良いでしょう。

 

弁護士に相談すれば、専門的なアドバイスがもらえますし、より確実に削除してもらう方法として、弁護士に代理で削除代行を依頼することもできます。

 

弁護士であれば法的根拠を提示しながら、より確実に爆サイに書かれた悪口が権利侵害となることを説得的に主張できるでしょう。さらに、爆サイの管理者側も、一般の一個人が削除依頼をしてくるよりも、法律の専門家である弁護士から削除依頼が来る方がかなり大きなプレッシャーとなるので、ご自身で申請するよりも削除依頼に応じてもらえる可能性が高くなります。

 

自分の悪口を爆サイに書いた人が許せない!特定することはできる?

爆サイに悪口を書かれたことで、恋人と別れる羽目になったり、お店を辞めざるを得なくなったり、本業の職場に変な噂を立てられてしまったりなど、様々な弊害が出てきている方も多いかと思います。

 

爆サイの悪口によって日常生活を狂わされてしまった場合、爆サイに悪口を書き込んだ犯人が許せないと感じるでしょう。

 

ただ、素人がいくら調べようと思ってもなかなか犯人を特定することは難しいと感じてしまいますよね。

 

しかし、専門的な手順を踏めば、爆サイに悪口を書き込んだ犯人を特定することができるのです!!!その方法は「発信者情報開示請求」を行うことです。

 

犯人を特定するための手順とは?自分でできる?

爆サイに悪口を書き込んだ犯人を特定する方法が「発信者情報開示請求」を行うことであるとお伝えしましたが、発信者情報開示請求というワードを初めて聞く方のほうが多いのではないでしょうか。

 

発信者情報開示請求とは、サイトやプロバイダの管理者に対して投稿者の情報を開示するよう求める手続きのことです。

 

より具体的なステップとしては、

1:爆サイ管理会社へ悪口を書き込んだ加害者のIPアドレスの開示を請求する

2:加害者が利用したプロバイダを特定する

3:プロバイダへ該当する人物の契約者情報を開示するように請求する

4:悪口を書き込んだ加害者を特定する

という流れになります。

 

これらすべてを行うのに4か月~6か月かかります。

 

これらの手続きは、かなり頑張れば素人であっても個人でできなくはありませんが、あまりお勧めできません。内容が複雑ですし、法律の深い知識がなければ対応しきれないからです。

 

法律の知識だけでなく、ITに関する知識も必要になりますので、ネットトラブルに強い弁護士や、ネットトラブルとネット調査に強い探偵に調査を依頼するのが最も効率的で確実に犯人を特定できると言えます。

 

爆サイに悪口を書かれたら慰謝料請求でお金を請求することも可能!?

爆サイに悪口を書き込まれてしまったことによる実害が大きい場合、犯人を許せない気持ちが大きくなりますよね。

 

その場合は、合法的な仕返しである慰謝料請求を検討するのがお勧めです。

 

悪口を書き込まれた場合の慰謝料の金額は被害内容によって変わってきますが、おおよその目安として、10万~50万円と言われています。

 

実際に被った被害の内容や、慰謝料請求するのにかける労力や時間、調査費用などを含めて総合的に考えていくと良いでしょう。

 

まとめ

爆サイに悪口を書き込まれてしまった場合、まずは該当する悪口のスレッドを削除してもらうことを考えましょう。

 

しかし、悪口を削除しても、何度も何度も悪口を書き込まれる被害が繰り返されるケースも少なくありません。そうなってしまうと、削除するということ自体は根本的な解決とは言えなくなります。

 

もし悪口を書き込まれ続けるというような粘着質な嫌がらせの場合は、早急に犯人を特定して慰謝料請求などの法的措置で対応していくことが最も効果的と言えるでしょう。

 

嫌がらせを長引かせて私生活にこれ以上の悪影響が出ないうちになるべく早く専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。