大切な娘をマッチングアプリの犯罪から守れ!出会い系の危険性と対策

一昔前は「出会いのきっかけはマッチングアプリです」というのは圧倒的な少数派でしたが、今となってはマッチングアプリの利用者は劇的に増え、マッチングアプリを利用することにもマッチングアプリがきっかけで付き合ったり結婚したりすることにも抵抗を持たない人がかなり増えてきています。

婚活や恋活で出会うためのツールとしてうまく使えば問題ないのですが、未成年の娘がマッチングアプリに登録しているとなると話は別ですよね。高校生や中学生ともなると体は大人になりつつありますが、精神的にはまだまだ子供で身の危険を察知する能力も十分とは言えません。

今回はマッチングアプリで娘さんが巻き込まれる可能性のあるトラブルの種類や、実際の事例、そしてマッチングアプリのトラブルから大切な娘さんを守るために親としてできることについて解説していきます。

大切な娘さんがマッチングアプリでトラブルに巻き込まれてしまってからでは遅いです。娘さんを守るためにもこの記事を参考にしっかりと対策を取っていくようにしてください。

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未成年の少女が実際に巻き込まれたマッチングアプリのトラブル事例

「うちの娘に限ってマッチングアプリを使っているわけがない」

「仮にマッチングアプリを使っていてもそこまで大げさに騒がなくても」

と軽く考えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、マッチングアプリを使っている女性は多いですし、従来の出会い系サイトとは違ってまじめに婚活のために利用している人は男女ともに多いので、トラブルが多いといってもどこか他人事のように感じてしまうのは無理のないことかもしれません。

しかし、マッチングアプリがきっかけで未成年が被害に遭った事件が20217月に起きています。

愛知県安城市の小学校に勤める教師の男がマッチングアプリを通じて知り合った中学3年生の少女にみだらな行為をしたとして逮捕された事件です。

逮捕された愛知県安城市の小学校教師である容疑者は2021年の7月と8月に瀬戸市のホテルで、18歳未満と知りながら、マッチングアプリで知り合った中学3年生で当時14歳の少女とみだらな行為をした疑いが持たれています。

容疑者の男性は「ひまトーク+(プラス)」というマッチングアプリを通して、少女と知り合ったとされていて、ここ数年、このようなマッチングアプリで未成年者がトラブルに巻き込まれるケースが後を絶たないことが注目され問題視されています。

このように、マッチングアプリで知り合った異性とトラブルになる事件は他人事では済まされず、いつどのようなきっかけで自分の子供に起こるかわからない怖さがあるのです。

マッチングアプリでよくあるトラブルの種類

マッチングアプリは未成年である子どもたちにとってはトラブルの巣窟とも言えますが、具体的にどのようなトラブルが考えられるのでしょうか。

これまでにあったトラブル被害をもとにトラブルの種類分けをしてみました。

援助交際トラブル

マッチングアプリを利用している男性の中には、お金はそこそこ持っているけれど結婚もしていないし女性にも恵まれておらず、援助交際を希望しているような人も登録しています。

本気で婚活しているような女性はこのような「本気ではない」男性を敏感に察知するので引っかかることはあまりありませんが、恋愛経験や人生経験があまりない未成年のお子さんとなると言葉巧みに誘われて援助交際に発展してしまうリスクは大きくなります。

体目的のトラブル

気軽にできるマッチングアプリから本気の婚活をしている人が利用しているマッチングアプリまで、ネットでの出会い系アプリには必ず体目的の男性が存在しています。

特に男性も無料で登録できたり利用料が安かったりするようなマッチングアプリほど、遊び目的でセックスだけを求めている男性の比率は高くなります。結果的にそのような男性に引っかかり、最悪妊娠させられる可能性も否定できません。

マッチングアプリで知り合った男性とすぐにそのような体の関係を持ってしまい、妊娠がわかってそれを伝えた結果、相手と音信不通になり女性の側だけが中絶の苦しみを味わうという被害にもなりえます。体目的で近づく男性からはなんとしてもお子さんを守ってあげなければいけないでしょう。

勧誘系トラブル

マッチングアプリには宗教やネットワークビジネス、マルチ商法の勧誘目的で登録している人も少なくありません。そのような人たちは「断れなさそうな人」「騙されやすそうな人」を見分けることに長けていて、特に未成年の子供だとわかると確実に狙ってくるでしょう。

お子さんが勧誘に引き込まれてしまうトラブルに巻き込まれる可能性が非常に高いというのもマッチングアプリの怖さでもあるのです。

犯罪トラブル

非常に稀ではあると思いますが、マッチングアプリに登録している人の中には、殺人を依頼したい人や強姦目的の人も存在しています。

もちろん、頼まれてであったとしても、殺人を行うことは犯罪(殺人ほう助)ですので、万が一お子さんが殺人ほう助をさせられて犯罪に巻き込まれてしまったらその後の人生に多大なる影響が出てしまいます。

また、もしも娘さんが強姦されてしまったら人間不信、男性不信になることは避けられず、精神的に大きなトラウマを背負って生きていかなければならなくなってしまいますので、絶対に避けなければいけません。

不倫トラブル

マッチングアプリに登録している人の中にはすでに結婚していて奥さんやお子さんがいる人も一定数存在します。そして、それを隠してマッチングアプリを楽しんでいる既婚男性がいるのも確かです。

仮に、娘さんがマッチングアプリで知り合った男性に本気で恋をしていたとしても、それが既婚男性だった場合、奥さんから不倫の証拠を取られて訴えられてしまったら、娘さんが不倫の加害者になってしまうことになるのです。

マッチングアプリをパパ活のツールにしている可能性も

ここまでで、娘さんがマッチングアプリに登録していて不本意にトラブルに巻き込まれる可能性についておお話してきましたが、娘さん自ら危うい橋を渡ろうとしているケースもあります。

それが「パパ活」にマッチングアプリを利用しているケースです。

パパ活とは、近年女子高生や女子大生を中心に10代、20代女性の中で流行っていて、セックスなどの性的関係は持たずに、食事やお茶などをしてお小遣いをもらうというもので、主にマッチングアプリでお互いに相手を探すという方法で行われていることが多いです。

そのパパ活の相手を探すために娘さんがマッチングアプリに登録している可能性も否定できません。マッチングアプリでは簡単にパパ探しができて、楽に稼げるということから多くの若い女性が軽い気持ちで行っていますが、もちろん中には被害に遭っている少女たちもいます。

娘がパパ活をしている、もしくはパパ探しをしていることに気がついたら、すぐに調査して辞めさせなければいけません。

当探偵事務所にも、近年「うちの娘がパパ活をしているようだから調べて欲しい」という依頼が増えてきています。パパ活を気軽にしている少女が多いため意識が薄れている子どもたちが多いですが、パパ活の相手に騙されて妊娠させられたり、最悪、体を傷つけられたり、命の危険にさらされたりするリスクもあるので、娘のパパ活に気がついたらすぐに調査を開始することをお勧めします。

マッチングアプリのトラブルから娘を守るために親としてできること

これらのようなマッチングアプリを介しての犯罪やトラブルに娘さんが巻き込まれることから守るために、親としてやっておくべき対策があります。

手遅れにならないようにぜひ実践してみてください。

アプリの管理や課金の管理を親が行う

マッチングアプリに限らず、お子さんがインストールしているアプリの管理やアプリ上の課金の管理を保護者の方が行うようにしてください。

マッチングアプリだけでなく、アダルトサイトや自殺や違法行為などを助長するサイトなどが危険なものとしてありますが、フィルタリングや機能制限をかけることで、回避することができます。

また、お子さまが自由にアプリのインストールや自由に課金することができないよう保護者がパスワードを管理して、課金の制限をしておくことも大切です。

娘を孤独にしない

マッチングアプリのトラブルに娘さんが巻き込まれないための大事な対策として、「寂しい思いをさせない」「孤独にしない」ということも大切な対策です。

寂しい心を持っている人間に犯罪者は近づき、つけ込んできます。

孤独を感じるからこそ、誰かとつながっていたくてマッチングアプリに登録してしまいますし、寂しい思いをしているからこそ、言い寄ってくる大人に騙されてしまうのです。

いつでも相談できる親子関係を築いておく

万が一お子様が犯罪やトラブルに巻き込まれそうになったとき、保護者が早めに気づくことで事態を回避できる可能性もあります。困ったときや寂しいときには親はいつでも相談できる存在だということを日頃からしっかり伝えておきましょう。

反抗期の娘ともなると、なかなか難しいところだとは思いますが、「親は一番の味方であること」「あなたはかけがえのない大切な存在であること」を何度も何度も伝えてあげてください。

そして、お子様の話にちゃんと耳を傾けてあげることで信頼し合える親子関係を築いていくことができます。

探偵に行動調査を依頼する

先ほどのパパ活についての章でもお話ししましたが、娘さんがマッチングアプリを使っていると察したら探偵に行動調査を依頼する方法もとても有効です。

できればご自身で様子を見るよりも前にプロの探偵に調査を依頼してできるだけ早く手を打っておいた方がいいです。

実際のトラブルに巻き込まれてしまう前に対策をするようにしてください。行動調査をしてもらうことで、マッチングアプリ以外にもTwitterFacebook、インスタグラムなどのSNS上のトラブルも早期に発見できる可能性も高くなりますよ。

まとめ

大切なお子様をマッチングアプリのトラブルや犯罪から守ってあげられるのは大人しかいません。マッチングアプリを含めたSNSの危険性や犯罪に巻き込まれる可能性は誰にでもあることをしっかりと教えてあげ、困ったらすぐに親は味方になってあげられることを伝えてあげてください。

そして、保護者の方は娘さんがマッチングアプリを使っていることに気がついたら、もしくはパパ活をしている様子を察知したら、親だけで解決しようとせず、探偵など専門家に相談して行動調査を行うようにしてください。

探偵に相談しながら解決していくことでトラブルや犯罪から娘さんをより確実に守ってあげることができるのです。