恐怖体験!マッチングアプリで起きているトラブル実例と回避する方法

婚活や恋活でマッチングアプリを利用している人は最近特に増えていますよね。マッチングアプリは最初にプロフィールを確認してからアプリ上でマッチングし、やり取りを重ねたうえで実際にお会いするという流れですので、効率的に結婚相手や恋人候補を探すことができ、理にかなっているアプリではあります。

しかし、このマッチングアプリでトラブル被害に遭っている人も多く、リスクが大きい場合もあるという事はしっかりと認識しておくべきでしょう。

マッチングアプリを安全に使いたいのであれば、マッチングアプリで起こりうるトラブルの内容やリスクを把握しておくことが大切です。

今回は、マッチングアプリで実際に起こっているトラブルの実例やトラブルが起こりやすい相手の見分け方のコツをご紹介していきます。また、万が一マッチングアプリでトラブルに遭ってしまった場合の相談先についても解説していきます。

Contents

コロナ禍の婚活・恋活はマッチングアプリが主流

新型コロナウィルスが世間を騒がせてからしばらく経ちますが、コロナ禍の影響で婚活や恋活の主流が変わりつつあります。

MMD研究所が行った調査によると、20203月時点では恋人探しをする場所や手段として

1位 : 「職場・学校」(40%)

2位 : 「友人・家族からの紹介」(39%)

3位 : 「マッチングサービス・アプリ」(32%)

でしたが、緊急事態宣言が発令された4月以降の調査では、「マッチングサービス・アプリ」が42%を占めてトップになる結果になっています。

つまり、コロナ禍の今現在の婚活の主流はマッチングアプリになりつつあるのです。また、MMD研究所によると、マッチングアプリの利用経験者の割合は2019年に30%2020年に57%、そして2021年には78%と年々増えているということです。さらにマッチングアプリを通じて付き合ったり結婚したりしたと回答した人は約4割にのぼっていることからも、真剣にマッチングアプリを利用している人が増えていることがわかります。

4割がマッチングアプリでトラブルに遭遇|トラブルの内容は?

マッチングアプリの利用者が年々増加していて、婚活や恋活を効率的に行えるということは紛れもない事実ですが、同時にトラブルが起きているという現状もあります。マッチングアプリを使ったことがある500人を対象に行ったアンケート調査では、4割以上の人が何らかのトラブルや事件に巻き込まれたことがあると答えています。

トラブルの内容としては

・婚活や恋活ではなくセックスだけを目的としていた

・デートをドタキャンされた

・プロフィール写真の詐称で本物と違いすぎた

・結婚していることを隠されていた

・妊娠させられたがそれを伝えると音信不通になった

・付き合えたと思ったらお金を貸してほしいと請求された

・宗教に勧誘された

が多く挙げられています。

「これも人生経験だな」と受け流せるようなものもありますが、その後の人生や生活に支障をきたすようなトラブルも起こっています。マッチングアプリを利用する際はこのようなトラブルが起こりうるという事をしっかりと認識し、慎重に利用していくことが大切と言えるでしょう。

実際に遭ったマッチングアプリトラブル実例と被害を防ぐための見分け方

ここでは、実際に起こっているトラブルの実例をご紹介しながら、被害を防ぐための見分けるポイントについて解説していきます。

同じようなトラブルに巻き込まれないよう、ぜひ見分け方について参考にしてみてくださいね。

知り合った相手が既婚者だった

マッチングアプリで知り合い、デートを繰り返している中でお付き合いに発展することもありますよね。しかし、その相手が実は既婚者だったというトラブルは珍しくありません。

マッチングアプリでは既婚者の利用は禁止されていますが、結婚相談所のように証明書を出すことは求められないため、少なからず既婚者が紛れ込んでいるのが現状です。

既婚者と知らずにお付き合いを始め、結婚まで考えていたのに両親に紹介する段階になって既婚者だと打ち明けられたケースもありますし、相手の奥さんが浮気調査をして修羅場になったというトラブルもあります。

本気で婚活をされている方にとっては既婚者と仲を深めても時間の無駄です。相手のパートナーに知られてより深刻なトラブルになる可能性もありますので、既婚者だとわかったら、すぐに連絡を絶ち、アプリ上で違反報告するようにしましょう。

【既婚者の見分け方】

・左手の薬指に指輪の跡がある

・休日なのに連絡が遅い

・休日なのに夜は会えない

・仕事ではないのに連絡が取れない時間帯がある

・個人情報を語ろうとしない

これらに当てはまったら、既婚者の可能性を考えながら慎重に判断しましょう。

遊び目的の相手と体の関係に・・・

遊び目的の相手にセックスだけ求められて、お付き合いに発展しないというトラブルは女性によく起こるトラブルの1つです。

本気で結婚相手や恋人を探している人にとっては遊び目的の相手も時間の無駄ですし、セックスをすることで性病を移されるリスクや望まない妊娠をさせられるリスクも大きくなります。

実際に、マッチングアプリで知り合った人と行きずりで体の関係を持ち、避妊してもらえなかったために妊娠してしまった女性もいます。

そして、マッチングアプリには体目的で登録している男性が非常に多いというのも事実ですので、ご自身の目でしっかりと見極める必要があります。

【体目的の人の見分け方】

・すぐにLINE交換を求めてくる

・いきなり飲みに誘ってくる

・遅めの時間にデートを設定してくる

・個室や自宅に誘ってくる

・下品な話題が多い

・やり取りのメッセージが常に短い

・やたら通話しようとしてくる

ネットワークビジネスの勧誘

マッチングアプリにはネットワークビジネスの勧誘目的で登録している人もいます。ネットワークビジネスの勧誘目的の人は他の人との見分けが難しいため、後になって「この人は勧誘目的だったのか」と気がつくケースが多いです。

実際に勧誘に乗らなければ特に大きなトラブルになることはありませんが、相手の事を本気で好きになってしまうと厄介ですので、できるだけ早い段階で気付くことが大切です。

【勧誘目的の人の見分け方】

・プロフィールにネット系の仕事をしていると書いてある

・プロフィールに投資だけで生活できていると書いてある

・メッセージのやり取りで仕事についての質問がやたら多い

ロマンス詐欺

ロマンス詐欺とは、主にインターネット上の交流サイトやマッチングアプリで知り合った海外の相手を言葉巧みに騙して、恋人や結婚相手になったかのように振る舞い、金銭を送金させる特殊詐欺の一種です。

トラブル件数としては多くはないものの、マッチングアプリでもロマンス詐欺の被害は存在します。

海外の異性とのやり取りは片言の日本語でされるため、男性から見ると「日本語が得意ではないのにかわいいな」と騙されてしまいますし、女性にとっても日本人男性があまり言わないようなストレートな愛情表現をしてくるため、キュンとしてしまい騙されやすくなります。

【ロマンス詐欺の見分け方】

・外人からいいね!がくる

・すぐに愛している、結婚したいなどの愛情表現をされる

・渡航費用を出してほしいなど金銭を要求するメッセージが来る

詐欺ですので、金銭をある程度巻き上げられたら連絡が取れなくなってしまいます。外人に対してだけでなく、マッチングアプリで知り合った人に簡単にお金を送金したり貸したりすることは絶対にやめましょう。

ぼったくりバーに誘われる

この手のトラブルは件数としてはかなり少ないのですが、被害に遭ってしまうとかなりダメージが大きいので注意が必要です。

ぼったくりバーはその名の通り、相場とはかけ離れた金額を請求してくるバーのことで、男性が狙われるトラブルです。

マッチングアプリで知り合い、デートの約束をした女性に連れていかれたお店で数万円~数十万円の大金を請求されてしまうトラブルです。もちろん、マッチングアプリで出会った女性はぼったくりバーとグルになっていますので、一度ぼったくりバーに連れて行った男性はブロックして音信不通になります。

ぼったくりバーに誘う女性の見分け方は、正直マッチングアプリ上だけでは難しいです。そのため、実際のデートで「行きたいところがある」と言われた時は警戒しておいた方がいいでしょう。

そして、お店構えから怪しい雰囲気を感じ取ったら店を変えたいと伝えるようにして未然にぼったくりを防ぎましょう。

マッチングアプリでのトラブルに遭わないための対策

マッチングアプリでのトラブルは誰にでも起こり得るものです。しかし、しっかりと対策をして慎重に利用することを意識すれば未然に防ぐことも可能です。

この章では、マッチングアプリでトラブルに遭わないためにしておくべき対策について見ていきましょう。

個人情報を伝えるのは慎重に

大前提として、安易に個人情報を伝えるのは危険という認識を持ちましょう。

相手が要注意人物の場合、個人情報を与えてしまうと悪用されてしまう恐れがあります。個人情報を伝えるのは、実際にデートして信用できると判断できてからにするべきです。

・LINEのID

・メールアドレス

・電話番号

・住所

・最寄り駅

・勤務先

などは伝えるときに慎重に判断するようにしてください。

初回のデートは昼OR短時間で設定する

特に女性の方に実践してほしいトラブル予防策になりますが、初回のデートは昼にするか、夜でも早めの時間に設定するようにしてください。そして、初回は短時間で設定するのが安心です。

夜に設定してしまうとお酒が入る可能性が高くなりますし、体目的の相手だとそのままホテルに誘われてしまうリスクもあります。

どうしても夜の時間帯しかデートの設定が出来ない場合は、できるだけ早めの時間帯にして時間も短時間で帰るようにするといいでしょう。相手の男性も本気で婚活や恋活をしているのであれば、理解してくれるはずです。

信用できるまで密室は避ける

相手のことを信用できるまでは、密室になるようなデートは避けた方が無難です。

カラオケや個室居酒屋、相手の自宅や車の中は密室になりますので、体目的の人の被害に遭ってしまうリスクが高くなります。相手の事を信頼できるようになるまで、オープンで人気の多いところで会うようにするのが安心ですね。

加工した写真の相手には注意する

男性が遭いやすいトラブルとして、過度に加工した女性ユーザーに引っかかって時間とお金を無駄にするというものがあります。

しかし、男性からするとその女性の写真が加工されたものなのか、無加工のものなのか見分けるのが難しいですよね。

実物とは似ても似つかないような女性ユーザーに騙されるトラブルを防ぐためのポイントとしては、プロフィール写真が加工されたものかどうかを判断するのではなく、「あからさまに」加工しているかどうかで判断するといいでしょう。

少しの加工であれば多くの女性がしていますし、少しであれば実物とかけ離れることはありません。あからさまな加工だと会った時に違和感を持ちますし、パパ活をしている女性のリスクも大きくなります。

SNSをチェックする

メッセージのやり取りをしていて「この相手はちょっと怪しいな」と感じた場合は、SNSをチェックしてみるのもトラブルを防ぐうえで効果的です。

遊び目的や既婚者の中にはマッチングアプリで常習的にトラブルを起こしている人もいて、そのようなユーザーはSNS上に情報が流れていることがあります。そのようなSNSの情報を参考にして既婚者や体目的の人を見分けるのも一つの方法です・

プロフィールに記載する内容に注意する

相手が安全な人かどうかを見分けることに加え、こちらのガードをしっかりとしておくことも効果的な予防策です。

たとえば、女性ユーザーのプロフィールに「お酒が大好きです」「一人暮らししています」「寂しくて登録しました」などと書いてあると、体目的や遊び目的の男性が吸い寄せられてきます。プロフィール写真が露出の多いものにしている場合も体目的の男性ばかりがいいね!を送ってくるでしょう。

また、会うまでの希望を「マッチングしたらまずは会いたい」に設定している女性も狙われやすいです。

真剣に婚活したい場合は、プロフィールの内容もプロフィール写真も慎重に設定することが大切です。

安全なマッチングアプリを利用する

トラブルに巻き込まれたくないのであれば、マッチングアプリの選び方にも注意する必要があります。

安全なマッチングアプリを選ぶポイントとしては、

・本人確認制度を徹底している

・セキュリティ体制が整っている

・大手企業が運営している

・男女どちらかが有料

・会員数が多い

です。

もちろん、これらすべてを網羅しているマッチングアプリでもトラブルがゼロになることはありませんので、ご自身で自分の身を守ることは必須です。

万が一マッチングアプリでトラブルに遭ってしまったら?お勧めの相談先

どれだけ気をつけていてもマッチングアプリでトラブルに遭ってしまうことはあるでしょう。

その場合はどこに相談すればいいのでしょうか。

マッチングアプリ運営者のサポートセンター

トラブルに巻き込まれたら、まずはアプリ上で相手をブロック&通報しましょう。ただし、相手から逆にブロックされてしまうと相手のページが見られなくなり、通報することができなくなりますので、早めに対応してください。

そして、トラブルの程度によってはサポートセンターに連絡する方法もあります。詐欺被害に遭った場合などは運営側の協力を得て相手の特定を行うことになります。

弁護士

トラブルの程度が「詐欺に遭った」「大金をだまし取られた」「ぼったくりバーに連れていかれた」などの場合は、法的措置を取るために弁護士に相談するという手段も検討するといいでしょう。

ただし、加害者についての情報が少なすぎると弁護士も対応できない場合が多いので、まずは加害者の特定や被害の証拠を掴むことが必要です。証拠集めについては次でご紹介する探偵に調査を依頼するのがお勧めです。

SNS調査に強い探偵

マッチングアプリでトラブルに遭った相手を訴えたい!お金を返して欲しい!加害者が誰なのか特定したい!という場合は、まず被害の証拠をそろえることが大切です。また、相手の詳しく正確な情報を入手する必要もあります。

マッチングアプリでは、本名を明かさなくても利用できるものも多いですし、トラブルに遭った相手のLINEしか知らないというケースも多いですよね。

その場合に頼りになるのがSNS調査に強い探偵です。探偵であれば独自のネットワークを駆使して相手を特定できたり、被害の証拠を掴んだりしてくれます。

証拠があれば弁護士が法的措置を取る場合もスムーズにできますので、マッチングアプリでトラブルに遭ってしまったら探偵への相談も検討してみるといいでしょう。

国民生活センター

そこまで大げさにしたくないという場合は、国民生活センターに相談するのもありです。相談は無料ですし、同じような被害についての事例も見ることができます。

弁護士や探偵への相談は少しハードルが高いな。と感じてしまう場合は国民生活センターへの相談も有効です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

マッチングアプリは手軽に利用できるうえに効率的に相手を見つけることができるため、利用者が増えていますが、トラブルが多いというのも事実です。マッチングアプリでトラブルに遭わないために今回ご紹介した予防策や見極める方法を駆使して賢く利用していきましょう。

気軽に使えるものだからこそ、ある程度警戒しながら利用することも大切です。

そして、万が一被害に遭ってしまったら、弁護士や探偵などの専門家に相談して解決していくのがいいでしょう。当事務所でもマッチングアプリでの被害やトラブルの相談を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。