マッチングアプリでの気軽な不倫は危険⁉不倫相手がストーカーに豹変

一昔前までは、男女の出会いの場といえば、合コンや結婚相談所、時には道端でのナンパが多くありましたが、最近ではネット上での出会いや婚活が急速に増えてきています。

 

あなたの周りにも、マッチングアプリで彼氏・彼女ができたり、婚活サイトで結婚相手を見つけたりした人がいるのではないでしょうか。

 

ネット上での男女の出会いは気軽に始められる上に効率よく自分の理想の相手を見つけられるため、今後もネット上での出会いを求める人たちは増えていくと思われます。

 

しかし、その一方で、加速度的に増えているのがネット上で知り合った男女間でのトラブルです。出会い系サイトで知り合った相手から高額な商品を売りつけられたり、婚活サイトで運命の相手だと信じていた相手が結婚詐欺師だったり、など、トラブルの種類も様々です。

 

なかでも最近特に目立つのは、マッチングアプリで出会った不倫相手との間のトラブルです。マッチングアプリは本来であれば既婚者は登録することができませんが、有名どころのマッチングアプリなども身分証明書を提示するだけで戸籍謄本などの提出は必要ないため、既婚者が気軽な不倫相手を求めるために登録しているケースが少なくないのです。

 

そして、気軽な気持ちで始めたマッチングアプリで手軽に不倫相手を見つけ、関係がもつれた末に不倫相手がストーカーに豹変してしまう…というトラブルが発生しています。マッチングアプリでの出会いは、手軽で便利である一方、常に危険と隣り合わせなのです。

 

今回は、マッチングアプリで知り合った不倫相手がストーカーに豹変してしまった恐怖の体験をした方の体験談をもとに、マッチングアプリで不倫するリスクや、不倫相手がストーカーに豹変した場合の相談先、プロの探偵が行ってくれる本格的なストーカー対策についてご紹介していきたいと思います。

 

Contents

マッチングアプリで知り合った不倫相手がストーカーに豹変?

マッチングアプリなどのネット上のサイトなどで知り合った場合、相手についての情報源はマッチングアプリ上で公開されているプロフィールやそこから派生してのSNSなどが主流となります。

 

職場での出会いや友人からの紹介などであれば、相手の本性や気質などもある程度見ることもあると思いますし、判断もしやすいでしょう。しかし、ネット上に公開されている情報だけでは相手の本性や気質までは知ることが難しいのが現実です。

 

マッチングアプリで何度か話しただけ、気軽にデートに行っただけ、だったのに、相手の妄想が勝手に膨らみ一方的に恋愛感情を抱いてしまったり、割り切った関係のつもりが相手は本気になってしまったりして、拒絶してもSNSなどを通じてしつこく付きまとうようになる

 

これがいわゆるネットストーカーです。

 

ここでは、実際にマッチングアプリで恐怖のストーカー体験をした方のお話を見ていきましょう。

 

最初は優しかった不倫相手が…

かなえさん(仮名・38歳主婦)は夫との冷え切った関係に悩んでいて女としての自信を失ってしまっていました。それをママ友に相談すると既婚者も多く登録しているというマッチングアプリを勧められ、物は試しにと気軽な気持ちで登録してみたのです。

 

「最初は、話を聞いてくれて、ときどき食事に付き合ってくれるくらいの異性の友達ができたらいいな、くらいの気持ちで始めました。主婦で会社も辞めてしまっていたのでなかなか新しく友人を作ることも難しく、少し気晴らししたいなというくらいの気持ちでした。

 

すぐに何人かから『いいね』が届き、メッセージのやり取りをしていました。その中の一人の達也さん(仮名)という男性が、出身地が近く趣味も合うようですぐに意気投合しました。

 

少し罪悪感もありましたが、食事だけなら、と思い達也さんと会うことにしました。マッチングアプリ上でのやり取りで意気投合していたこともあり、話が盛り上がって久しぶりに大笑いしたりリラックスできたりしてとても楽しい時間を過ごせました。達也さんは私の話も真剣に聞いてくれて優しく包み込んでくれるような感じがしたんです。それでつい飲みすぎてしまって…。

 

食事に行くだけ…と思っていたのに、その日に体の関係を持ってしまいました。私も女として見てくれたことが嬉しくて達也さんと不倫関係になっていきました。

 

でも、数か月経つと、女として見てもらえる嬉しさよりも、夫と娘への罪悪感のほうが大きくなり耐えられなくなって、関係を解消してほしいとお願いしました。達也さんは最初からずっと優しくて、冷え切った夫婦関係に悩む私を慰めていてくれたので、関係解消もすぐに理解してくれると思っていました。

 

でも、別れることを告げた途端、彼は豹変したのです。

 

『別れるなんてありえない』『別れるなら夫と娘に全部バラす』と脅され、すぐに別れることができませんでした。彼は本気で家族を壊してくるかもしれないという恐怖があったので、罪悪感を持ちながらも定期的に会って関係を続けるしか方法がなかったのです。

 

別れたいと告げてからというもの、少し返信ができないだけで大量の着信が来てしまったり、家の近くから監視されていたり、娘の学校近くでうろうろしたりストーカーのようなことをしてくるようになりました。

 

夫との関係に悩んで、女として見てほしかったという理由で、安易に始めてしまったマッチングアプリのせいで、ストーカーの恐怖におびえることになるなんて思ってもみませんでした。」

 

不倫相手がストーカー化してしまったらどこに相談すればいい?

マッチングアプリで出会った不倫相手に限ったことではありませんが、元恋人や不倫相手がストーカーに豹変してしまったら、どこに相談すればいいのでしょうか。

 

ストーカーは放っておいても収まるケースは少ないですし、エスカレートすると命の危険に晒される可能性もあります。ストーカー被害に遭ったら、一人で解決しようとせずすぐに専門家に相談するようにしましょう。

 

警察に相談する

ストーカー行為をしてくる相手に対して、自分でなんとかしようと思ってもできることは限られています。自力で行動しても逆恨みされるかもしれませんし、命の危険にさらされる可能性もあります。

 

ストーカー被害にあっている場合、最も確実で安全な対処法は最寄りの警察署に相談することです。被害届を出せば、ストーカー犯に対して「ストーカー行為を行ってはならない」という警告がされますし、もしこれを無視してストーカー行為を辞めなかった場合、逮捕されることになります。

 

警察に被害届を出してスムーズに対処してもらうためには、ストーカー行為をされていたという証拠が必要ですので、着信履歴をプリントアウトしたものや、送られてきたメッセージのやり取りのスクリーンショットなどを保存して警察に提出するといいでしょう。

 

ストーカーは、あなただけでなく、あなたのパートナーや子供など家族にも危害を加えてくる可能性がありますので、できるだけ早く適切に対応していくようにしてください。

 

探偵に相談する

ストーカー被害は警察に相談するのがベストですが、ストーカー犯について警察から身に覚えはないか聞かれたり、警察から家族にストーカー被害について話をされたりすることも出てきます。

 

しかし、マッチングアプリで知り合い、不倫関係にあった相手などがストーカー化するような場合、できれば大事にはしたくないと思いますし、家族にストーカー犯について知られることはできるだけ避けたいと思うでしょう。

 

マッチングアプリで不倫していた結果、関係がもつれてストーカー被害に遭っているなどと家族には言いたくないはずですし、できれば内密に解決していきたいですよね。

 

そのようなケースでは、探偵に相談してストーカー犯を特定し、被害の証拠を押さえて解決していくという方法がお勧めです。探偵であれば事情を話しておけば内密に解決のための手段を取ってくれますし、被害の証拠を元にストーカー犯と交渉してくれる場合もあります。

 

マッチングアプリでのストーカー被害に対して探偵ができる対策

マッチングアプリで出会った相手がストーカー犯になってしまったような場合には、家族や周りの人に知られないよう内密に解決するために探偵への相談がお勧めだとお伝えしました。

 

では、探偵はストーカー被害に対してどのような対策、調査をしてくれるのでしょうか。

 

ストーカー犯の特定

つきまといやストーカー行為の被害に遭っている場合でも、その犯人が誰なのか確実にはわかっていない場合もあるでしょう。

 

「たぶん、マッチングアプリで知り合ったあの人が犯人だと思う」となっても、確実に誰がストーカー犯なのか証明できなければ、今後の対応ができなくなってしまいます。

 

そのため、まずはストーカー犯がどこの誰であるのかの特定調査を行っていきます。犯人特定の調査は、SNS上の情報から探っていくこともありますし、ストーカー行為をしているところを尾行、張り込みをして特定することもあります。

 

ストーカー行為の証拠収集

元不倫相手などからストーカー被害にあっていて、身の危険を感じる場合などは、警察に被害届を出して逮捕してもらう対応を取ることもありますが、警察に動いてもらうためにはストーカー被害の証拠が必要になります。

 

大事にしたくないために警察には動いてもらわない場合であっても、ストーカー行為の証拠がなければ犯人と直接交渉することすらできなくなってしまいます。

 

そのため、探偵のストーカー調査では、被害状況の確認からストーカー行為の証拠収集を徹底的におこなっていきます。

 

ストーカー行為の決定的な証拠収集は、ご自身で行うと相手を刺激してしまいかなり危険ですので、ぜひ探偵にお任せください。

 

ストーカー犯の素行調査

ストーカー犯が誰かわかったら、ストーカー犯の行動パターンや普段の生活状況、勤務先、交友関係などについても詳しく調べていきます。

 

ストーカー犯についての詳細がわかってこれば、ストーカー被害に遭われている相談者の方が生活上、行かないほうが良い場所、立ち寄らないほうが良い場所、家から出ないほうが良い時間帯など、気をつけるべき点がはっきりとわかってきます。

 

探偵の調査によって危険を回避することができるようになるのです。

 

盗聴器調査

もともと不倫関係にあった恋人がストーカーに豹変してしまった場合などは、盗聴器がどこかに仕掛けられている可能性もあります。

 

被害者の方からしてみると、ストーカーは関係を解消したらいきなりストーカー化してしまったと見えるのですが、たいていはお付き合いしている段階からストーカー気質を持っている場合がほとんどです。

 

そのため、不倫関係にあったときからあなたを監視していたいという思いを持っていて、車や自宅のどこかに盗聴器を仕掛けている場合があるのです。

 

探偵が行っているストーカー調査では、自宅や車、勤務先内などに盗聴器が仕掛けられていないか、特殊な専門機器を使って隅々まで徹底的にチェックしていきますので、安心して日常生活を送ることができるようになります。

 

自分でもできる!マッチングアプリのストーカー対策!

マッチングアプリは気軽に異性と出会える場所ですが、相手の本性がすぐにはわからないため、危険と隣り合わせであるとも言えます。

 

マッチングアプリでストーカー被害に遭わないためには、ご自身でも気を付けておくべき事がありますので、マッチングアプリをお使いの方はぜひストーカー対策を実施しておいてくださいね。

 

SNSに普段の生活について投稿しない

マッチングアプリでストーカー化してしまうような人は、好意を持った相手のSNSなどを調べつくす傾向にあります。

 

そのため、SNSやブログなどに写真の投稿や文章の投稿をする際は細心の注意を払うべきです。

 

SNSに投稿したちょっとした内容から本名やよく行くお店、勤務先、交友関係などが相手に特定されるおそれがあります。ストーカーに日常生活について知られることは致命的ですので、SNSへの投稿は慎重に行うべきですし、すでにストーカー被害に遭っているのであれば、一時的にでもSNSへの投稿を中止するべきでしょう。

 

毎日同じ道は通らない

ストーカーからの待ち伏せや、監視、尾行を防止するためには、毎日同じ道を通って通勤、通学することは避け、なるべく違う道を通るようにしましょう。

 

また人通りがない道や時間帯は出来るだけ避け、万が一危険が迫った時に助けを呼べるようなるべく人通りの多いところを通るようにしてください。

 

ゴミの捨て方に注意する

ストーカーはゴミを集めてそこから情報を得る場合もあります。

 

ゴミには想像以上にいろいろと個人情報が隠されていることがあるのです。そのため、ゴミを捨てる時は個人を特定できるような郵便物はシュレッダーなどバラバラにしてから捨てるようにし、送り先や内容、個人情報が完全にわからないように気を付けてください。

 

また、バラバラにしてもつなぎ合わせてしまう場合もあるので、シュレッダーした後、数回に分けて捨てるなどの工夫も必要でしょう。

 

マッチングアプリ上で怪しい相手を見極める

マッチングアプリでの出会いは、相手の本性や気質がわかりにくいため、不倫関係になった後、恋人関係になった後にストーカー気質だったことがわかるというケースが多いです。

 

マッチングアプリでそのようなストーカー被害に遭わないためには、前もって怪しい相手かどうかを見極める目を持つことも大切です。

 

ストーカー化する可能性の高い危険な人物の特徴については、こちらの【マッチングアプリでの恋人がストーカー化⁉注意すべきユーザーと対処法】の記事も参考にしてみてください。

 

まとめ

マッチングアプリで不倫相手を探している人は少なくありませんが、マッチングアプリでの不倫はトラブルの元です。

 

自分は気軽な遊びのつもりだったのに、相手は本気になってしまうケースだと、ストーカー化しやすくなります。

 

ストーカー被害に遭わないためには、マッチングアプリの使い方に注意することや、安易にマッチングアプリで不倫相手を探さないという対策も大切です。また、万が一相手がストーカー化してしまった場合は、警察や探偵にすぐに相談し、事態が悪化しないように気を付けることも重要です。

 

手遅れにならないよう、被害に遭ったら適切にかつ迅速に対処していくようにしましょう。